19日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「我々も日本のように『パクリ』を正当化しよう」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は08年7月、北京の故宮博物院に展示された王羲之(おう・ぎし)の真筆など国宝級の書画。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42278">

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2010年5月19日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「我々も日本のように『パクリ』を正当化しよう」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

言葉というものは実に様々な変化を遂げるものだ。例えば「模倣」という言葉。ある時は「学習」と呼ばれ、またある時は「参考」となり、そしてある時は「盗作」と言われる。最近は「知的財産権の侵害」という意味で、「パクリ」と称されることも多い。

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隣の国・日本は古くから、政治、経済、文化など多くを中国から「模倣」してきた。現代の日本でもそこかしこに昔の中国の痕跡が見られ、訪れた中国人に深い感慨を与えている。それなのに、今の日本人は欧米側に立ち、中国の「知的財産権」問題を細かく追及してくる。日本人が少しでも「恩返し」という道理を分かっていれば、とてもこのような行動に出ることはないだろう。

日本は1868年に明治維新が始まるまで、中国の政治、経済、文化を「パクって」ばかりいた。だが、明治維新で歴史的な変革が起こり、今度は欧米の「パクリ」が始まる。これにより、日本人は「模倣」が得意だと評されてきた。中国のように「パクリ」だと嘲笑されることもなく、「リバースエンジニアリング(逆行分析)」などと科学的な呼び名まで付けられた。だが、実際は「パクリ」そのものではないか。もちろん、日本人はただ「パクる」だけでなく、そこに創意工夫を施してさらに優れた製品を作り出す点ではすごいと思うが。

大阪府立大学を定年退職した知り合いの元教授に言わせれば、「模倣」はどの国も必ず通る道だ。後から市場に参入した国が「模倣」をするのは歴史的に見ても避けられないこと。元教授は、厳しく追及するのではなく、ともに成長する気持ちで問題解決に取り組む方が効果的だと指摘した。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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