課長になったときに心がけておきたい5つのこと

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 マクドナルドの「名ばかり店長」問題以降、負の側面がクローズアップされがちな中間管理職ですが、本来平社員から管理職になるというのは昇進であっておめでたいことです(重くなる責任に見合った昇給や待遇改善があるのなら…の話ですが)。

 でも、実際に管理職への昇進を告げられたら、うれしさと同時に、
「一体何をすればいいんだろう…」
「これまでは自分の仕事をしてればよかったのに、これからは部下の面倒まで見なきゃいけないの?」
などといった、未知の領域への不安も生まれてくることは間違いありません。

 今回は『あたりまえだけどなかなかできない 課長のルール』(吉江勝/著、明日香出版社/刊)から、管理職の入口である「課長」に必要な心構えや能力を紹介します。


◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇


1.部下に嫌われることを恐れるな
 
 課長は部下に業務命令を下すことが多くなります。しかし特に昇進したばかりの場合、新しくできた部下に対して腰が引けてしまい、ハッキリとした「業務命令」を出せないことがあります。嫌われたくないあまりに、部下に「迎合」するのはもっともダメなことだと心得ておかないといけません。


2.叱るときは具体的に!
 
 「具体的に叱る」というのは、部下のミスや不具合に対して、その「結果」や「行動」に着目して、そこに改善点を見出させるということです。決して「能力」や、当たり前ですが「人格」を否定する叱り方をしてはいけません。つまり、

「今月の受注目標金額を獲得することもできないのか!」
という叱り方は部下の「能力」を否定しているので×

「今月の受注目標達成のために、なぜ新規開拓先を訪問しないんだ」
はOKです。ここからさらに踏み込んで、ダメだった原因を一緒に考えてあげるとさらに良いでしょう。


3.「名ばかり管理職」とは呼ばせない
 
 あなたに、管理職としてふさわしい仕事をしているという自負があるなら、相応の収入をもらう必要があります。あなたの役職手当を含めた収入が、残業代の入る部下のそれよりも大きく下回っているようなら問題です。
 もしそうなら、自ら「新たな賃金制度や手当」、「裁量労働制」の提案を、経営者に対して行うことも必要かもしれません。賃金の問題はやがて会社の経営を左右しかねない大問題へと発展してしまう可能性があります。


4.経営者としての視点を持とう
 
 課長としての責務は自分の課の業績達成を目指すことですが、課のプロジェクトの利益を追求するあまり、結果として会社に損失を与えては元も子もありません。
 会社全体を見渡す視野の広さは常に持っておかなければなりません。


5.問題が起こったら喜ぶくらいのポジティブさを持とう
 
 課長としての業務に障害や問題はつきものです。その時は思い悩んだり、苦しんだりするでしょうが、だからこそ組織も個人も成長できるのです。
 問題や、それに対する悩みは、自分をもっと上のステージに押し上げてくれる宝物、くらいの意識を持ちましょう。

 『あたりまえだけどなかなかできない 課長のルール』には、この他にも課長として押さえておきたい「ルール」を大小合わせて101個紹介しています。
 昇進の辞令をもらってから慌てないためにも、今のうちから管理職の勉強をしてみては?
(新刊JPニュース/山田洋介)

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