もし中日・落合監督が総理大臣になったら?

写真拡大

 困窮する鳩山由紀夫内閣。普天間基地移設問題をはじめとした一連の動きで、優柔不断さや行動の遅さをモロに露呈してしまい評価はガタ落ち。時事通信社によれば、5月の世論調査で支持率はついに20%を割ってしまったという。

 では、唐突だが、もし中日ドラゴンズの落合博満監督が総理大臣になったら、どのようなリーダーになるだろうか。

(1)どんなに嫌われても政策は最後までやり遂げる
(2)決して自分の軸をぶらすことなく、周囲や国民の意見に迎合する姿勢はとらない
(3)国民に本質的なことを問いかけてくる


 落合采配の最もたる特徴が、「勝利第一主義」である。
 その象徴が2007年の日本シリーズ第5戦。先発の山井大介が8回までなんと完全試合という好投を見せる。しかし落合監督が9回のマウンドにあげたのは守護神・岩瀬仁紀投手であった。

 点差はわずか1点。1発が出れば同点というこの展開で、落合監督は「確実に勝ちに行く」采配を行ったのだ。しかし、この采配に対し、マスコミや評論家の間で賛否両論を呼んだ。
 おそらく、山井投手の完全試合で日本一という方がエンターテインメントとしては価値があるのだろうが、落合監督はあくまでクールに勝利を追求した。どんなに嫌われても、自分の軸をぶらすことなく、そしてチームにとって一番重要なことは何かを問いかけた瞬間である。

 演出家でタレントとしてもお馴染みのテリー伊藤さんの新刊『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』(角川書店/刊)は落合監督の人物評であり、「いま、この日本の閉塞感を打破するための答えを示しているのは落合監督だ」と絶賛する。

 徹底した合理主義者であり、「プロ野球選手は商品」と割り切り、歴代の選手たちが名を連ねる「名球会」への加入資格を満たしても「NO」と言って断る。「和を乱す」「冷たい」とも言われるが、これだけブレない姿勢を持つことはトップとして重要なことだ。
 これらを総合した落合監督の姿勢を、テリー伊藤さんは「落合力」と呼ぶ。もし少しでも鳩山総理にこの力があれば…支持率もここまでは落ちなかっただろう。
(新刊JP編集部/金井元貴)


【関連記事】
プロ野球の開幕戦を観戦中に「小説を書こう」と決意した大物作家
“次期首相に相応しい男”が語る日本のリーダー―『内閣総理大臣 増補版』
世界を騒がした“20年に一人の逸材”菊池雄星がハマりこんだ本とは?

【新刊JP注目コンテンツ】
「できる人」から「立派な人」になろう!
イケてる男を落とす一番の近道