新卒採用広報メディアサービスのディスコ(東京都文京区、小坂文人社長)は、2011年3月卒業予定の大学生(現大学4年生、修士2年生)モニター2,000人を対象に、5月1日〜10日の期間、インターネットで就職活動状況を調査した(回答数969人)。調査によると、5月1日の内定率は47.8%で、前年同期(49.5%)を1.7ポイント下回った。

 文理別に見ると、文系学生は一人あたりの内定社数が前年より増えていることから、特定層に内定が集中している傾向が見られる。また、製造業の採用抑制で低迷していた理系学生の内定率は、技術職採用復活を受け前年を上回ったが、文系が一層苦戦しており、全体としては前年より数値を落としている。

 内定学生のうち「就職先を決定し、活動を終了した」のは70.0%で、前年(62.4%)を7.6ポイント上回っている。企業が内定承諾の期限を短めに設定するケースが増えたことも影響しているようだ。
 内定を得た業界で、文理とも10位以内に入っている業界は「銀行」「電子・電機」「運輸・倉庫」「水産・食品」「医薬品・医療関連・化粧品」「機械・プラントエンジニアリング」で、採用を復活した製造業が目立っている。

 一人あたりのエントリー社数平均は87.6社で、前月よりも6.0社伸びている。さらに就職活動継続者の今後のエントリー予定社数は、平均で8.5社にのぼり、最終的なエントリー社数が100社を超える可能性も出てきた。

 内定を得ていない学生(モニター全体の52.2%)に今後の見通しを聞いたところ、「まったく見通しが立っていない」が前月比6.6ポイント増の21.3%にのぼったほか、「就職以外の道を考えている」学生も12.3%と1割を超えました。内定者を含む活動継続中の学生に聞いた「持ち駒」の数は4.1社で、先月調査(8.1社)より半減した。

内定状況

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