実はこんなにヤバかった、日本の食料事情

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 「フードマイレージ」という言葉をご存じだろうか。
 これは他国から輸入する食物の重量に輸送距離をかけて算出し、その数値が大きいほど、その国の「食」の外国への依存度が高いことを意味する。

 大方予想がつくだろうが日本のフードマイレージは他の先進国よりも群を抜いて大きい。“日本人は食料を確保するためにお金を使いまくって、世界中から(食料を)かき集めている”というイメージは多くの日本人が共有できるものだろう。

 しかし、日本がこれからもお金にモノを言わせて食料を輸入し続けていける保障など、どこにもない。国際食糧市場や鉱物市場での日本の国際競争力は低下しているうえに、世界の人口は増え続けている。
 このままでは日本の「食」の行く末は暗い。
 日本が食糧を外国の農家に作ってもらっているような現状を改善するには、自国の農業の再興が不可欠となる。

 『食は国家なり!日本の農業を強くする5つのシナリオ』(横山和成/著、アスキー・メディアワークス/刊)は日本の「農業」と「食」の未来を、
1.自国の農業の保護
2.農業の完全自由化&国際化
3.農業の主権化及び多様化
4.不策
 という4パターンのシナリオで描き出す。

 単なる未来予測ではなく、それぞれ西暦2025年の日本の食糧状況をSF小説のように記述しているので、農業や食料に詳しくなくても面白みをもって読み進めることができる。

 日本の食糧事情がどれだけヤバいか、痛いほどわかる一冊だ。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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