14日、韓国籍の北朝鮮難民支援活動家の話として、若い女性脱北者が中国で人身売買の被害者となるケースが増加しているとシンガポール紙が伝えた。写真は中国の武装警察による婦女の人質解放の演習。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42214">

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2010年5月14日、シンガポール紙ストレーツ・タイムズは、韓国籍の北朝鮮難民支援活動家の話として、若い女性脱北者が中国で人身売買の被害者となるケースが増加していると伝えた。17日付で環球時報が伝えた。

記事によると、話を伝えた韓国人活動家は、脱北者支援に取り組むキリスト教系団体の責任者で牧師のチョン・ギウォン氏。チョン氏は「脱北者の人身売買は今に始まったことではないが、最近は中国国内の(人口の偏りによる)女性不足により売買価格が跳ね上がり、取引も活発になっている」と話す。同氏によると、脱北者の80%を女性が占め、脱北女性の90%が何らかの人身売買被害に遭っており、農村に1500ドル前後で売られることが多いという。

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同氏によると、脱北女性らは北朝鮮で、中国ではいい仕事に就き大金を稼げると誘われるが、その本当の意味を知っている女性はごくわずか。まず中国側仲介者は女性が中朝国境を通過できるよう国境警備隊員に1人当たり500〜1000元(6750円〜1万3500円)支払う。次に買い手が現れるのを待つのだが、大部分の女性は農村部に売られるか、風俗業で働くことになるという。

しかし同氏によると最大の問題は、中国人男性と脱北女性との間に生まれた子供たちだと強調する。中国政府は、父親が誰であっても、戸籍を持たない母親から生まれた子供の人権を認めないため、母親が買い手から逃げるか強制送還された場合、子供たちは国籍も戸籍も両親もなく、「誰でもない」人間として生きなければならないという。(翻訳・編集/津野尾)

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