「豪快に書き、豪快に楽しむ」
 そんな言葉がピッタリな書道家といえば、やはり最初に思いつくのは武田双雲さんではないだろうか。身長は186センチあり、筆遣いは豪快。でも、実際は繊細だったりするのだろうか?

 そんな武田さんの思考法がギッシリ詰まった『武田双雲にダマされろ』(武田双雲/著、主婦の友社/刊)の出版を記念したトーク&サイン会が、5月16日、ブックファースト新宿店内「BLUE SQUARE CAFÉ」で行われた。
 新刊JP編集部はトークイベントの取材とともに、武田さんへの単独インタビューを行うことが出来たため、そちらも合わせて様子をお送りする。

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 『武田双雲にダマされろ』には気持ちを前向きにさせる77の思考法が書かれており、「何か1つ、この本に騙されたと思ってやってみて欲しい」という武田さんの想いから、本の内容を実践することに。

 テレビ番組「はなまるマーケット」に出演したときに大きな反響があったという「ダカラコソデキルコト」(書籍p20)では、トークイベントならではのワークショップ形式で行われた。
 まず客席に白い紙が配られ、そこに10個、自分の特徴を書き連ねていく。10個書き上げたら、それらの特徴に「ダカラコソデキルコト」とふりかける。
 例えば、「歩くの遅い」にふりかけると「歩くのが遅い、ダカラコソデキルコト」となり、「細かいところによく気付く」であれば「細かいところによく気付く、ダカラコソデキルコト」といった具合になる。
 こうすることでポジティヴ、ネガティヴに捉われず、自分をナチュラルに前向きにさせることが出来るようになり、気持ちがマイナスに転じることがなくなる。
 武田さん自身も、奥さんから「加齢臭しない?」と言われ、その言葉に「ダカラコソデキルコト」をふりかけて気持ちを前向きにしたそうだ。



 他にも、常に気持ちが明るくなる「口角ちょい上げの奇跡」(p13)、世の中が感謝の目で見つめられるようになる「感謝メガネ」(p122)などを実践。
 饒舌な武田さんのトークに客席からは笑い声が絶えず、最後に「(続けていくことで)自分は必ず変わっていけることを知って欲しい。せめて自分がやれることかを実践して欲しい」と訴えると大きな拍手が上がった。


▼武田双雲さん単独インタビュー
★『武田双雲にダマされろ』という本を、書道家として漢字一文字で表現するとしたら何という文字を書きますか?


「一言で表すのは難しいですが、まとめるならば、『力(ちから)』でしょうか。生きるための力を身につける、乗り越えるための力を身につけるための方法を伝えるために執筆した本ですからね」

★本書の冒頭に、「心から楽しいっす!」と思えるような毎日にして欲しいという想いがつづられていましたが、双雲さんご自身が最近「心から楽しい!」と思える趣味や出来事はありますか?

「毎日が心から楽しいと思っているんですが、最近だとストレッチですね。前からやっていたんですけど、最近特に! 気持ちいいんですよ。『あ、伸びてるなー』って感じで、身体とともに心がほぐれていくんですよね(笑)」

★本書をどのような人に読んで欲しいと思っていますか?

「より人生を楽しくしたい方、少しでも壁を乗り越える力を身につけたい方に読んで頂きたいですね」

 トークイベント後にはサイン会が開催され、1人1人、サインを筆で丁寧に書き上げる武田さんと、サインを嬉しそうに見つめるお客さんの姿がとても印象的だった。

 なかなか前向きになれない時代、「こんなにも簡単に気持ちが前向きになれるのか」と思わず唸ってしまう方法が満載なので、是非『武田双雲にダマされろ』を読んで欲しい。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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