読んでいるだけで論理力が養われる少年漫画

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 「もう少し論理的に説明しなさい」

 上司や先輩から一度は言われたことがあるであろうこの言葉。
 既に起きている事象がどうしてそうなったのかを合理的に、つまり「正しい筋道」を以って説明できるようになるためには訓練が必要だ。

 でも、論理力を養う本は意外と難しかったりする。
 そもそも活字をしっかりと読み解くには、肝心の論理力が必要なんじゃない? 論理力を養うための名著である『ロジカル・シンキング』(東洋経済新報社/刊、照屋華子・岡田恵子/著)はハードカバーでかなり重厚そう。初心者はなかなか大変だ。

 『論理少女』(つじ要/作、講談社/刊)は講談社の漫画雑誌『月刊少年シリウス』に連載されている漫画だが、書籍のタイトル通り、読み進めていくことで論理力を養うことができるのだ。

 中学生の少年・若野祐が転校した津隠中学校では、あるゲームが流行していた。「津隠問答」と呼ばれるそのゲームは、その場で頭脳ゲームを作り、問題を解き合うというもの。“普通の少年”である若野は、津隠中学の生徒会長である天才少女・芝いつきとともに、様々なゲームを解いていく。

 即戦力となるビジネススキルとしての「論理力」というよりは、その前の段階、つまりそもそもの「論理的思考」の方法が、若野・芝のコンビとともに勉強することができる。
 もちろん少年誌に連載されているだけあり、学習的な色はほとんど感じられないというのが読んでいての印象。また、論理力だけではなく、「直感」の重要さに改めて気付かされるだろう。

 単行本は現在、3巻まで発売中。
 普段から上司に「もっと論理的に話しなさい」と言われる方、この本の中でもたくさん言われるだろうが、「津隠問答」に挑戦し、論理的かつ頭の柔らかいビジネスパーソンを目指そうではないか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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