イタリアのメディアでは、インテルのマッシモ・モラッティ会長がアーセナルMFセスク・ファブレガスの獲得に強い関心を抱いていると言われている。ジョゼ・モウリーニョ監督を引き止めるための手段として、適切な補強の一人と考えられているのだ。そして彼をレアル・マドリーへ行かせないという点では、バルサのジョアン・ラポルタ会長にとっても満足できる話だろう。

だが、セスク獲得が無理となれば、ターゲットとなるのはリヴァプールMFスティーヴン・ジェラードだという。同じようにモウリーニョ監督が高く評価している選手だ。英紙『ミラー・スポーツ』によると、モラッティ会長は現在のチームよりもさらに競争力をつけた“スーパーチーム”をつくり、何年にも渡って国際舞台で勝ち続けられるようにするため、ジェラード獲得を目標に掲げているという。

それだけではない。モラッティ会長はアーセナルDFバカリ・サニャとフィオレンティーナMFマヌエル・バルガスを獲得する準備もあるという。英メディアによれば、MFサリー・ムンタリをトッテナムへ、FWマリオ・バロテッリをマンチェスター・シティへ放出することで、2選手の獲得が可能になるというのだ。なお『サン』は、プレミアリーグを制覇できるチームをつくるために、マンCのロベルト・マンチーニ監督には1億5000万ポンド(約205億円)の補強資金が用意されると報じている。