厚生労働省がまとめた2009年度の障害者の職業紹介状況によると、ハローワークにおける障害者の就職件数が前年度を上回ったことが分かった。

 障害者の就職件数は、対前年度比1.8%増の4万5257件だった。
 
 障害種別にみると、身体障害者2万2172件(対前年度比2.0%減)、知的障害者1万1440円(同3.8%減)、精神障害者1万929件(対前年度比15.6%増)、その他の障害者(発達障害者、高次脳機能障害者、難病者等)716件(同44.6%増)となっている。

 産業別でみると医療,福祉(8041件)、製造業(7425件)、卸売業,小売業(7309件)の就職件数が多かった。

 解雇者数は、対前年度比15.1%減の2354人と大きく減少した。

障害者雇用の実状と課題〜納付金対象拡大と指導強化で法定雇用率達成が急務に
障害者の法定雇用率達成企業は45.4%、前年比0.6ポイント上昇
障害者雇用職場改善好事例の最優秀賞に富士ソフト企画が決定

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の専門紙。「中立公正」「確かな取材活動」で情報提供を行っています。