ツイッターを使ったマーケティングの落とし穴とは?

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 今や、「mixi」を超える勢いで利用者数を増やし続けているツイッター。日本では訪問者数が700万人にのぼり、すっかりウェブ上でのコミュニケーションツールとして定着しています。

 そんな中、企業がツイッターを広告やマーケティングの手段として使うケースが増えてきました。現在、ツイッター公式ナビゲーター「twinavi」には2300を超える企業アカウントが登録されており、ツイッター上で情報を流したり、キャンペーンを打ちながら成果を出そうしています。

 しかし、実際に成功している事例ってあまり聞かなくないですか?
 今、ツイッターに精を出している企業の半分くらいが、そう遠くないうちにツイッターマーケティングから撤退すると予想するのが『キズナのマーケティング』(アスキー・メディアワークス/刊)の著者・池田紀行さんです。

 池田さんは本書で「キズナ」という言葉をキーワードに、企業がソーシャルメディアにおいてどのようにマーケティングを繰り広げれば良いかについてつづっています。ちなみに「キズナ」とは、「顧客や消費者との関係性やエンゲージメント」(p18)のことで、「キズナ」をいかに中長期的に深めていくかが成功の鍵となります。

 よく勘違いをしてしまいがちですが、本来、消費者たちは広告を打とうとしている「あなた」にさほど興味を持っていません。消費者たちの日々の生活は、ほとんどルーチンで埋め尽くされていて、「あなた」が広告にいくら注意させたくても、なかなか引っかかりはしません。
 私たちが1日に接触する広告数は3500回。1980年代は500回程度だったことを考えると、ここ30年間で7倍近くになっています。あまりにも選択肢が増え、逆に選択ができなくなっていると池田さんは指摘します。

 企業のソーシャルメディアの活用方法は、消費者を囲い込むより近くにいたいと思ってもらえるかを考えるべきであり、現実社会での人間関係作りを参考にすることが必要です。一方的に広告を打つのではなく「キズナ」を大事にするのです。
 より具体的なマーケティング方法を知りたい方は本書を一読してみてください。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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