「了解」と「承知」の違いってなに?
「課長ご苦労様でした!」新入社員から声をかけられ上司はキョトン? 目上に使う言葉、尊敬語、謙譲語など、ビジネスの世界で突然でてくる言葉にとまどう新人社員が多くなるのがこの時期です。この言葉の違い、教えて!gooでも質問があがっています。

「了解と承知の違いって?」

質問者malilin0725さんは、お客様に「了解しました」と言うのは失礼で、「承知いたしました」が良いといわれたのですが、明確な違いがわからないと質問しました。

   「了解=完了している。理解している。簡単に言えば、大丈夫わかってるよ〜の意味。承知= 承る。かしこまって用件を聞き確実に相手に伝えるの意味」(nyannmageさん)

   「了解=物事の内容や事情を理解して承認すること。例:お申し越しの件を了解しました。承知=1 事情などを知ること。また、知っていること。 わかっていること。2 依頼・要求などを聞き入れること。承諾。3 相手の事情などを理解して許すこと」(muu612さん)

   「承知=事情などを知ること。または知っていること。了解=物事の内容や事情を理解して承認すること」(bybgrさん)

   「“了解しました”を使用するケースがあるとすれば、警察や軍隊など一般ビジネス社会とは異なる場所であり、これを一般社会で普通に使うとすれば、かなり不自然かつふざけた言い回しに聞こえます」(kinzooさん)

それぞれ意見は微妙に違いますが、「了解」は承認という上から目線の意味が入るため、あまりビジネス用語として使用しないほうが賢明なようです。

■気にしすぎると、余計に話しづらくなる

「お疲れ様です」「ご苦労様です」「お伺いします」「お聞きします」―― 新入社員だけでなく、一般の社会人でも尊敬語、謙譲語を完全に理解している人はあまりおらず、なにかしら言葉の意味を勘違いしているものです。警察、少なくとも刑事ドラマの世界では「ご苦労様です」も尊敬語のようで、上司に対して部下が「ご苦労様です!」と声掛けしているシーンが多くあります。

会社によっても微妙に言葉のルールに違いがあります。ある会社では役員が重役出勤してくる際、午前10時30分以降に出勤してくる役員には、(失礼なので)「おはようございます」と声をかけないことという、なんともローカルルールが存在していることも…。

敬語の使い方や意味を考えすぎて、肝心の報告や連絡自体を忘れてしまったり、うまく報告できなかったりするくらいなら、たとえ間違いであっても、積極的に報告・連絡をして、その都度注意された間違いをゆっくり修正していく方が、会社にとけ込むにもよいのではないでしょうか。

1か月ですべてを覚えるのは無理です。先輩や上司の方も言葉遣いは、本人が気づきやすく、簡単に指導できる格好の素材ですから、あえて教えずに間違いを犯してから、ゆっくり指導していくのはいかがでしょうか。

桜井 規矩之左右(Kikunozou Sakurai) →記事一覧

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