バイエルン・ミュンヘンのルイス・ファン・ハール監督が、インテルを率いる“弟子”のジョゼ・モウリーニョ監督を批判している。バルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ終了後、モウリーニョ監督はインテルファンが陣取るスタンドの下に喜びをあらわにした。このときの振る舞いについて、ファン・ハール監督はドイツ『スポーツビルト』の中で、「私だったらやらない」とコメント。「あんな挑発的な振る舞いを私はしない」と話している。

ファン・ハール監督はモウリーニョ監督がバルセロナ時代にアシスタントを務めていた“師匠”だ。その両者は22日、サンチャゴ・ベルナベウでのCLファイナルで対戦することになった。ファン・ハール監督はバルセロナ時代のモウリーニョ監督について、「彼は真剣に仕事をしていた。とても正確で、私に家まで分析を持ってきていたよ」とコメント。次のように続けている。

「当時の彼は非常に謙虚だった。彼が成長し、重要な存在になったのを目にするのは素晴らしいことだね」

「彼の分析は良かったよ。当時から、サッカーのプレーとは何かを理解していることは分かった。私は彼を教育し、自分の任務をどうやって果たすべきかを説明したんだ。私はほかのすべての指揮官とは違うサッカーの見方をしているからね」

だが、ファン・ハール監督によると、現在のモウリーニョ監督は自身と違うようだ。

「彼は勝つために指揮している。私はそれだけじゃなく、美しいプレーを表現するために指揮している。私の歩みはより難しいものなんだ」