タイムマシンがあったら未来に行きたい?それとも過去? でも時間旅行って本当に可能なの?

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 長いようで短い、短いようで長いゴールデンウィークは今日で終わり、明日からまたいつもの日常に戻ります。
 ああ、時計の針を逆にまわして時間を元に戻せるなら、あんなことやこんなことしたのに…。そう後悔していても何も始まりはしません。まずは目の前のことに集中し、頑張りましょう。とはいっても、例えば過去に戻したり、未来に行ったりというような時間旅行って実際は可能なのでしょうか?

 ちくまプリマー新書から刊行されている『時間旅行は可能か?』(二間瀬敏史/著、筑摩書房/刊)によれば、現在、様々なタイムマシンが研究されているとされ、その代表的なものとしてワームホールを使ったタイムマシンがあげられます。

 ワームホールとは、一言であらわすと「時間の離れた二つの事象を結ぶ時空のトンネル」(p59)のこと。ワームホールの中は重力が強く、通常の空間よりも時間がゆっくりと進みます。そのためタイムワープが可能になるというわけです。
 しかしながら、このワームホールを作り出す技術は現在のところ存在せず、さらにしスティーヴン・ホーキングに批判されるなど、仮説段階の話にしか過ぎないというのも事実です。

 もしタイムトラベルが可能になったら…? 『時間旅行は可能か?』はそんなことを考えながら、相対性理論の奥深い世界の入り口に立てる一冊です。

 ちなみに、1896年にイギリスの作家、ハーバード・ジョージ・ウェルズの『タイムマシン』(角川書店/刊)というSF小説で、「タイムマシン」という言葉が初めて登場するのですが、その『タイムマシン』が書かれていた頃、スイスの大学で時間について思索に耽る一人の青年がいました。アルバート・アインシュタインです。
 そんな時間的なつながりも少しロマンチックですよね。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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