サッカー界のカリマスであるヨハン・クライフ氏が、かつてペレ氏やミシェル・プラティニ氏にも贈られた「アルテミオ・フランキ賞」を受賞した。シエナを訪れた同氏は、現代のサッカーやインテルのジョゼ・モウリーニョ監督についてコメントしている。

「サッカーとは結果に関する騒動以上に重要なものだと思う。どうやって勝ち、どうやって負けるのか、若者を教育して、社会的メッセージを送らなければいけない。子供たちの健康における役割があるんだ。コンピューターの前にいるのではなく、再び遊ぶようにしてあげてね」

「モウリーニョに指揮をしてもらいたいか? いや、サッカーでは勝つことだけを考えてはいけない。良いプレーをすることも考えなければいけないんだ。彼は偉大な指揮官だが、私は彼の姿勢が好きじゃない。若者たちの手本じゃないんだ。ある程度のステータスを得るようになったら、ただ試合に勝つこと以上の責任があるんだよ。サッカーは結果だけじゃない。若者たちに振る舞いや敬意を教えるものなんだ」

一方、クライフ氏はインテルとバイエルン・ミュンヘンが対戦するチャンピオンズリーグ決勝についてもコメントしている。

「美しい試合になることを願っている。我々オランダ人にとって興味深いのは、ヴェスレイ・スナイデルとアリエン・ロッベンがトロフィーを争うところだね。彼らはしばらく前まで、同じレアル・マドリーでプレーしていた。自分たちが戦っていたスタジアムで、決勝戦を迎えるんだ」

また、同氏はバイエルンに決勝トーナメント1回戦で破れたフィオレンティーナにも言及し、「彼らは非常に不運だった。より大きなアドバンテージを引き出せるはずだったんだけどね。インテルと対戦した私のバルセロナのように…」と話している。