5日のコッパ・イタリア決勝でインテルと対戦するローマ。クラウディオ・ラニエリ監督は前日会見で、次のように話している。

「インテルは4年前からスクデットを獲得しており、チャンピオンズリーグでも非常にうまくやっている。ファイナルにイタリアのチームが進出したことを、私はとてもうれしく思っているよ。コッパ決勝でこれだけのチームと対戦できることを、我々はうれしく思うと同時に、誇らしくも感じている。彼らには大きな敬意を払っているよ。ただ、我々も我々の試合をしたい」

一方、ラニエリ監督はインテルがコッパ決勝を軽んじることなどないとし、ジョゼ・モウリーニョ監督との関係は良好だとつけ加えた。

「(インテルが軽視することは)ないと思う。勝つために全力を尽くすはずだ。モウリーニョ? 我々の関係は良いものだよ。私は彼を尊敬しているんだ。イタリアサッカーでもうまくやっており、今の成功にふさわしいよ。それに、私は彼に賛成しているんだ。私もイタリアサッカーが好きじゃないんだよ…」

FWフランチェスコ・トッティはリーグ前節のパルマ戦で、調子が戻ったことを示している。コッパ決勝でもスタメンでプレーすることになりそうだ。ラニエリ監督は「シーズンを通じて彼はいろいろと問題を抱えてきた。だが、コンディションが良いときは、チームがその恩恵に授かったよ。私はとても満足している」とコメント。また、MFダビド・ピサーロとFWミルコ・ヴチニッチが起用できる状態であることを明かしている。

ローマはリーグ戦でもインテルとタイトルを争っているが、ラニエリ監督は「その話は脇に置いておこう。今はコッパでうまくやろうとしているんだ。インテルを倒すには、まとまらなければならない。スクデットについては木曜の朝から考えるよ」とコメントした。