「テレビに出てちやほやされれば、どんな人間でも多少は浮ついた気持ちになる。何より、テレビ番組出演に時間を割きそれまでの自分のペースを崩せば悪影響なのは明らか」(ボクシング協会関係者)

 4月30日のWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者・長谷川穂積が、挑戦者でWBO同級王者フェルナンド・モンティエルに4回TKO負けし11度目の防衛に失敗した。
 「あまりにも衝撃的な敗戦。長谷川は号泣しショックの大きさを伺わせたが、同じぐらいショックだったのは、長谷川の世界戦を中継し続けていた日本テレビ。しかし、敗因は日テレにもある」(同)
 05年4月に世界王者となった長谷川だが、「軽い階級でファイトマネーは激安。たしか、2回目の防衛戦まではバイト生活」(ボクシング記者)というハングリーさだったが、防衛を重ねるにつれ状況は一変。
 「日テレが全面的にバックアップし、プライベートで親交がある島田紳助の『行列のできる法律相談所』に“恐妻キャラ”で出演するなど、テレビ出演が増えた。闘病中の母親の高額の治療費も必要で、長谷川は仕方なくテレビ出演をこなした」(同)
 そして、日テレの“注文”はエスカレートする。
 「TBSは亀田三兄弟、内藤大助を抱え、昨年の亀田興毅・内藤戦が43.1%をとったように、この亀田・内藤がらみの世界戦はいずれも高視聴率。それに対して長谷川の世界戦はとれても14%程度。視聴率アップのため、長谷川の番組への露出を世界戦を重ねる度に増やしていった」(同)
 結果、長谷川は王座陥落。おそらく、長谷川は階級を上げ、二階級制覇を目指すと思われるから、日テレはまだまだ離れないはずだが…。

 “高視聴率男”の内藤だが、すっかり人が変わってしまったという。
 「07年に世界王者になってからTBSがあまりにも持ち上げ過ぎたため、タカビーになってしまった。練習よりもテレビ出演を優先するほどになり、結果、王座陥落。再起にかけているので、まだTBSに見捨てられていないが」(別のボクシング記者)
 もともと、亀田三兄弟はTBSが猛プッシュしていたため、その反動で大バッシングを受けたこともあった。長谷川といい、内藤といい、いいようにテレビ局に使われて“潰される”ことになってしまったのだ。

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