スペイン代表デル・ボスケ監督、バルサ敗退は警鐘
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が、バルセロナがCL準決勝で敗退したことを、W杯に臨むスペインにとっての警鐘と受け止めていることがわかった。

インテルとのセカンドレグで、バルセロナはボールポゼッション75%、インテルのシュート1本に対し、シュート12本を放ちながら、1−0の勝利に終わり、2試合合計3−2で敗退した。

「我々にも起こり得ることだし、フットボールの怖さを見せつけられた。技術的に優れたチームでも、ボールを支配したとしても、勝てないことがあるということだ。我々にとって願ってもないタイミングで警鐘が鳴らされたわけで、これを無視することはできない。この状況を受け入れることのできない人間は、現実を見ていないことになる」

バルセロナはスペイン代表に多くを送り込んでいるだけに、デル・ボスケ監督は昨年のコンフェデレーションズカップのアメリカ戦を思い出さずにはいられなかったようだ。スペインは試合を支配し、相手が9本のシュートだったの対し、29本のシュートを放ちながら、速攻にやられて2−0で敗れている。

「全員が一丸となって戦い、速攻に出るエネルギーを蓄えているチームには、やられてしまうことがある。サッカーでは、昨日よかったからと言ってそればかりやっていてはダメなんだ。常にもっとうまくやろうと思い、困難に立ち向かっていかなければならない」