バルセロナとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝を制し、ファイナルへと駒を進めたインテル。国内でタイトルを争うローマのクラウディオ・ラニエリ監督は、ライバルのインテルに賛辞を送った。そして同じくインテルのライバルであるミランのオーナー、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏も、インテルのCLファイナル進出に賛辞を送ったようだ。

ベルルスコーニ・オーナーは政治家たちとのディナーの際に、インテリスタで知られるイニャツィオ・ラ・ルッサ氏が陽気に到着すると、インテルの準決勝突破に対して、笑いながら乾杯したという。

インテルは5月22日、マドリッドで開催されるファイナルで、バイエルン・ミュンヘンと対戦する。かつて両チームを率いたアイルランド代表のジョヴァンニ・トラパットーニ監督は、この決勝戦について次のようにコメントしている。

「彼らはともに堅固なチームで、同じDNAを持っている。素晴らしいファイナルになるだろう。ぎりぎりの緊張感の中でね。私は両方のクラブのことを知っている。選手たちは変わったが、その特徴は変わっていない。バイエルンは北欧らしいチームだよ。ドイツ人とオランダ人の選手たちがいるからという理由だけではない。インテルはチャンピオンと精神力がミックスされている。マドリッドではすごいことになるだろうね」