「西堀健実を倒して上にいく」とライバル宣言した浅尾美和(写真右から2番目)。(会場:東京・お台場、撮影:胡多巻)
今週末の1日、ビーチバレーの国内ツアーが東京・お台場で開幕する。その第1戦が間近に迫った28日、日本ビーチバレー連盟は、都内で記者会見を行い、初開催(広島や千葉)の会場も含めた全8戦・国内ツアーの概要と、北京五輪後にペアの組み換えが相次いだトップ選手たちの顔ぶれを紹介した。

女子チームにおいては、シード権を持つ上位6チームの全てが、新たなパートナーとペアを結成。人気選手の浅尾美和も、5年間に渡ってコンビを組んでいた西堀健実とライバルに。「全てのチームがライバルですけど、特にタケさん(西堀)とは、長い間組んでいたので、対戦が楽しみです。クセは、ほぼ分かっているので…。あっ、でも、向こうもそうですね(笑)。それでも、負けたくないです」と元相方にぶつかっていく覚悟を示した。

砂の上で躍動する彼女たちのプレーを華やかに魅せるため、チームごとに分かれる新作水着についても注目が集まる。浅尾美和と草野歩の24歳・同級生コンビは、ボトム部分のサイドが2つに割れた“穴あき”水着を披露。浅尾は「セクシーに見える穴が開いていたり、シースルーの部分もある。おしゃれに出来上がっています」とデザイン面をアピール。そして、経験豊かな大人の女性(?)のコンビ、浦田聖子(29)と西堀健実(28)は、“水着の機能性”で勝負するとコメント。浦田は、「これまでのレインボーや豹柄など、(派手な)イメージなどがあると思いますけど、今回は機能重視です」と、デサント社が開発したプレー中のズレが抑えられるアンダーウェアをチラリとめくって見せ、今季は目立たない部分に特長を置いていると話した。

会見では新たに、オフィシャルポイントの獲得で年間チャンピオンを決定すると発表。また、プレス関係者の投票で年間MVPの選ばれることに。そして、選手たちの大きな目標として11月、中国で行われるアジア大会の代表チーム(男女2チームづつが5月、強化委員会によって選出)の座の争いもスタート。開幕初戦から全てのツアー大会で、チーム成績や密度が問われていく。

■関連リンク
日本ビーチバレー連盟 − 公式サイト
【写真ギャラリー】ビーチバレー − livedoor スポーツ