28日に行われるバルセロナ対インテルのチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ。今夜の一戦はまさにビッグマッチだ。この試合にまつわる数字を紹介していこう。

2言語――バルセロナで話されているのは、カタルーニャ語とカスティージャ語(スペイン語)。今夜のスローガンもこの2つの言葉で発せられている。「Remuntada」と「Remontada」。「逆転」という意味だ。バルセロナはあまり過去に例を見ないほど、メディアでこのスローガンを訴えている。

9万人――スタジアムを訪れる観客数。一つも空席はないだろう。だが少なくとも、インテルサポーターも4500人がいるはずだ。彼らはチャーター機やバス、車で移動している。今回はアイスランド火山による問題がなかった。だが、噴火はピッチの上で見られるはずだ。

3試合――今シーズンの両チームの対戦成績は、1勝1分1敗。だが、最後に行われたサン・シーロでの試合は、3−1でインテルの勝利に終わった。これが最も重要な結果であり、9月と11月のグループリーグでの対戦(バルサの1勝1分)を打ち消している。

0ゴール――リオネル・メッシはジョゼ・モウリーニョ監督が率いるチームを相手に、計6試合で1ゴールも挙げていない。チェルシー、インテルとの対戦のうち、メッシにできたのは、最初の対戦(チェルシー戦)で一人(デル・オルノ)を退場させたことだけだ。アーセナルとの準々決勝やレアル・ッマドリーとのクラシコでショーを演じたメッシだが、それから4試合はノーゴールに終わっている。

25選手――ジョゼ・モウリーニョ監督は負傷者や出場停止のMFデヤン・スタンコビッチも含め、チームの全メンバーを招集した。欧州王者が相手となる遠征に向け、グループをまとめたのである。その感情やリアクションはチームメートのそれと一致しないが、マリオ・バロテッリもメンバーに含まれた。

3週間――肉離れの際の通常の離脱期間。だが、インテルMFヴェスレイ・スナイデルは、2日間だけで練習へ戻った。万全ではないが、インテルのファンにとって重要なことではない。大事なのは、中盤の導き手がそこにいるということである。