イースト・プレスの〈まんがで読破〉は、古今東西の古典をマンガ化する文庫版の人気シリーズ。『吾輩は猫である』『若きウェルテルの悩み』『マクベス』など定番の文学作品から、『種の起源』『葉隠』『共産党宣言』『資本論』、さらには(「これをどうやってマンガに?」と首をひねりたくなるような)ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』や正岡子規『病床六尺』まで、すでに60冊近くを刊行している。

 マンガ製作を担当しているのは、沖縄県にあるマンガ専門の企画製作会社、バラエティ・アートワークス。シナリオ執筆、キャラクター・デザイン、作画をスタッフが分業し、すべて描き下ろしで製作する。4月末に出た最新刊は、同シリーズ初のSF作品。スピルバーグの映画版でもおなじみの、H・G・ウエルズ『宇宙戦争』だ。

 イースト・プレス編集部の圓尾氏によれば、いちばん苦心したのは火星人のデザインだとか。悩んだ挙げ句、「思い切ってベタとも言える造形にしました」とのこと。はたしてどんな火星人と出会えるのか。『まんがで読破 宇宙戦争』が楽しみだ。
(大森望)







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〜『& lt;$mt:EntryTitle$>』(2010年4月20日20:12)


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