○屋を見れば国の将来が読めるって本当?

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 今、最も旬なキャスターといえば、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ)の宮根誠司氏ともう1人、「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日)の池上彰氏だろう。

 特に池上氏は、世の中の出来事を極めて分かりやすく解説してくれることで定評がある。それもそのはず、元々はNHKの記者で(2005年に退職)、「週刊こどもニュース」で「お父さん役」も務めており、子どもたちに難しい国内外のニュースを説明してきたのだ。

 子どもたちに世の中の仕組みを教えるのはそう簡単なことではない。
 例えば、40万部という異例のベストセラーを記録している『伝える力』(PHP研究所)では「日銀(日本銀行)を小学生が理解できるように説明して下さい」と読者に問いかける。池上氏はあくまでも誰もが理解できる説明を心掛けており、それが池上氏の著作の評価の高さにも繋がっているのだ。
 ちなみに、平凡社から出版されている『日銀を知れば経済がわかる』は、日銀を非常に分かりやすく説明してくれている一冊となっている。

 そんな池上彰氏が昨年11月に出版した新書『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川SSコミュニケーションズ)は半年で26万部を突破。ニュース番組効果もあるのか、その勢いはとどまることを知らない。

 本書では経済、産業、政治、通貨、核問題など、様々な視点から世界情勢が分析されており、現代史に詳しい池上氏ならではの分かりやすい解説が光る。アメリカの一極集中が崩壊した今、次の覇権国家はどこになるのか?
 「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」とともに合わせて読むと、世界が丸分かりになる一冊である。

 ちなみに、本書の「発展する国かどうかは書店を見ればわかる」という記述は興味深かった。もうすぐゴールデンウイーク。なぜ書店なのかを本書を読んで知り、海外旅行に行った際には書店を探してみて欲しい。そこにきっとその国の将来が詰まっているだろう。
(新刊JP編集部/金井元貴)


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