本が売れないと嘆く声が聞こえる。何を読んでいいかわからないとぼやく声も聞こえる。その橋渡しの役にちょっとでもなれればいいと、書評家たちは思っている。そんな中で女子力が一番強い藤田香織。『だらしな日記』(幻冬舎文庫)で書評家の実態を露にし、『やっぱりだらしな日記+だらしなマンション購入記』(幻冬舎文庫)で、唐突にマンション購入に至る、独身女性の心理分析を明らかにする。そして本職の書評集『ホンのお楽しみ』(講談社文庫)が発売された。
 これは2002年から女性誌「FRaU」の連載を元に、大きく手を入れて現時点で手に入れられる作品を紹介している。ファンにはおなじみのアニー・ヨシムラのマンガも満載。連休前に何か本を買っておこうかという人には、もってこいのガイドブックである。
(東えりか)







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