サンプドリアFWアントニオ・カッサーノは23日、ディアドラとスポンサー契約を交わした記者会見で、さまざまなテーマについて語った。イタリア代表について、同選手は次のように話している。

「代表のことは生まれたときから考えている。だが、問題はオレじゃない。(マルチェッロ・)リッピ? リッピって誰? オレが知っているのは司会者のリッピだけで、代表監督のことは知らないな。彼もオレのことを知らない。オレについて話すのは、他人にとって迷惑なことなんだろう。チームメートたちがオレのことを良く言わなかったとしたら、それはおそらくオレがはっきりしているからじゃないいか」

「でも、オレはオレの道を行く。常にそうしてきたし、それでレアル・マドリーでプレーするところまでいったんだ。たぶん、プリマドンナってのはグループから受け入れられないんだろう。でも、オレはずっとそうだったし、それは続けるよ。サッカーでは他人の言いなりになるヤツが前へ進むけど、オレはそうじゃない」

「ただ、ワールドカップではイタリアの優勝を願う。オレがいるならオレのおかげで、そうじゃなければ彼らを応援するだけだ。イタリア人として、自分の国が勝つことを望んでいるからな。それに、6月19日にオレは結婚するんだ」

一方で、カッサーノは今イタリアで最も騒がれている選手、インテルFWマリオ・バロテッリについても言及している。

「マリオは19歳だ。それを忘れちゃいけない。過ちは犯すし、それを正さなければならない。でも幸いなことに、彼には(ジョゼ・)モウリーニョのようにアドバイスをくれる監督や、すべてを許してくれるチームメートたちがいる。彼は常に自分のやりたいようにしちゃいけないってことを学ばなければならないな」

「でも、彼は良いヤツだよ。早く成長することを願っている。今の若手で最強だからだ。オレはあの年齢のとき、クレイジーだったよ。オレのようにしちゃいけない。オレはたくさんの過ちを犯し、何も勝てなかった。ほとんどオレの責任だよ。80%くらいね。それからオレは成長した」

「ただ、自分をすごく助けてくれる女性と出会ったこともあるけどね。彼女がいなかったら、どんな刑務所にいたことか分からないよ」