2011年3月卒業予定者の大卒求人倍率が1.28倍となったことが、リクルートワークス研究所の「第27回ワークス大卒求人倍率調査(2011年卒)」で分かった。昨年の1.62倍からマイナス0.34ポイントの低下となったものの、1996年卒(1.08倍)や2000年卒(0.99倍)までは落ち込まない水準となっている。

 全国の民間企業の求人総数は、昨年の72.5万人から58.2万人への19.8%のマイナス。一方、学生の民間企業就職希望者数は、昨年の44.7万人から45.6万人への1.9%のプラスとなった。

 求人倍率を従業員規模別にみると、「1000人未満企業」が2.16倍(前年比1.47ポイント減)に大きく低下した一方、「1000人以上企業」は0.57倍(同0.02ポイント増)で昨年と同水準となっている。

 「1000人未満企業」の求人数が前年比マイナス22.8%の大幅減、「1000人以上企業」の求人数は同9.0%減。就職希望者は、「1000人未満企業」が同29.8%増、「1000人以上企業」が同13.0%減となっている。学生の大手企業志向がやや緩和したもようだ。

 求人倍率を業種別にみると、例年通り、業種ごとの格差が著しく、「流通業」4.17倍(前年比0.49ポイント減)、「製造業」1.66倍(同0.31ポイント減)、「サービス・情報業」0.48倍(同0.19ポイント減)、「金融業」0.20倍(同0.01ポイント減)となっている。

 同調査結果は、従業員規模5人以上の全国の民間企業4460社から回答を得た2011年卒の採用予定数、文部科学省「学校基本調査報告書」、同社の「就職ブランド調査2010」等を基に推計している。

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