石原都知事の日韓併合発言 韓国「石原は妄言製造機!」と反発

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石原都知事は『全国地方議員緊急決起集会』で17日、「日韓併合は韓国が望んだもの」だとする趣旨の発言をおこなった。

『全国地方議員緊急決起集会』には、民主党が検討している永住外国人への地方参政権付与に、反対する地方議員ら約500人が出席。石原都知事は「決して差別はしない」と前置きをしながらも、「清国やロシアの属国になるのを恐れて日本に帰属した」「彼らにとって屈辱かもしれないけど、そう悪い選択をしたわけではない」などと発言した。

社民党の福島瑞穂党首は19日に、「人種差別」だとして発言の撤回を求めたほか、韓国でも当然のことながら猛反発が相次ぎ、現在物議となっている。

韓国のメディアも、「石原都知事がまた妄言」「石原都知事は、保守勢力『たちあがれ日本』の立ち上げにも加わった日本を代表する極右政治家」「2003年にも同様の発言で物議を起こしている」と報道している。

また、韓国民主党の盧英敏(ノ・ヨンミン)報道官は、党の論評で石原都知事を「忘れた頃に妄言を繰り返す“妄言製造機”」だとし、「このような国粋主義的で没歴史的な人物が日本の東京都知事だとは、日本の政治や日本社会の水準を疑うしかない」と厳しく非難した。

では、韓国のネットユーザーはどのような反応を見せているだろうか。

「併合を望む国があるのか?」
「ごく一部の親日が併合を主導したのであり、韓国が望んだのではない」
「最近日本は韓国をバカにしているようだ」
「韓国が望めば何でもしてくれるみたいだ。韓国政府は今のうちに対馬が欲しいと言え」
「広島と長崎の原爆は日本が望んだことか?帝国主義を終わらすことができた」
「韓国が望んだんじゃなくて、力がなかったからそうなった」
「もう、笑うしか無い」

など、激怒しているものから、怒りを通り越して苦笑しているものまで、さまざまなコメントが書き込まれている。

韓国では最近、日本の小学校教科書への竹島記載や、鳩山由紀夫首相が「竹島は日本の領土」と公式表明したことなどに対して反発が相次ぎ、日韓関係の悪化が懸念されている。


参照:[論評]石原都知事の妄言について - 民主党報道官 盧英敏
参照:[単独]「日韓併合は韓国が望んだこと」 - 世界日報
参照:石原「韓国が併合を選択」また妄言 - 聯合ニュース


(文:林由美)

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