アイスランドの火山の影響でバルセロナの空港閉鎖に伴い、CL準決勝第1レグが行われるミラノまでバス移動をするとバルサは発表した。当初の予定では試合前日の月曜日にミラノ入りする予定だったが、火山灰の影響でバルセロナ空港閉鎖の恐れがあるとして日曜日に移動を決めていた。

 もし、ミラノまで行けない場合は、フランスで一時飛行機を降り、バスでミラノまで行くという予定だったが、バルセロナの空港閉鎖が決定しこれも不可能となった。選手を乗せたバスは、カンヌまで行き一泊。バスを乗り継ぎミラノを目指すこととなる。

 長旅の影響が出る可能性が強いが、「バス移動は全く言い訳にならない」とセルヒオ・ブスケツは語る。「CL準決勝を戦うわけだし、モチベーションは高い。バス移動は選手の団結が高まるもの。これで長い時間みんなと一緒に居られるし、それが良い方向に出るといいね」と言う。

 激しい戦いとなったバルセロナダービーの翌日に移動。セルヒオ・ブスケツはバス移動による疲れは言い訳にならないと言うが、シーズン終盤のこの時期の長旅を全選手が喜んでいるとは思えない。火曜日の試合までにどれだけ疲労回復できるかが勝負の分かれ目となりそうだ。

(スペイン通信)