ユヴェントスは16日のセリエA第34節で、インテルに0−2と敗北を喫した。アルベルト・ザッケローニ監督は判定に不満を表している。ダマート主審のカードの出し方が気に入らなかったようだ。ユヴェントスは前半にイエローカードを2枚出されたMFモモ・シッソコが退場となっている。

「シッソコに対する最初のカードが理解できない。(インテルMFチアゴ・)モッタが押していただけで、なぜ我々の選手が警告を受けなければならないんだ? こういうエピソードは試合を左右する。彼の退場が試合を変えたんだ。それまでの我々は良かったからね。前線の3人がよくポジションを変えていた。ボールポゼッションも良かったんだ。試合はピッチ上の主役たちが決めるべきもので、審判の判定には善意が求められる。今はインテルの方が上だけど、我々だってうまくやっていたんだ」

また、ユーヴェで最も良かったDFジョルジョ・キエッリーニは、さらに厳しいコメントを残している。

「11人で戦い続けたら互角にやれたか? 彼らは足にきていた。僕らはうまく守って、カウンターをしていたしね。互角どころじゃないさ…。シッソコへの最初のカードは、世界のどこでもあり得ないことだ。こういうことが試合を左右したんだよ。T・モッタはモモと口論するずっと前にカードを出されておかしくなかったんだ」

「(ワルテル・)サムエル? 彼は7回もファウルしたのに、1枚もカードが出されなかった。インテルは偉大なチームだけど、そういうたくさんの小さなことがなかったら、彼らが今日の試合に勝つことはなかっただろう。こんな風に負けるのはキツいよ。インテルが僕らのライバルだからというだけじゃなく、勝利にふさわしくなかったのだからね」

「今後? ザックはとてもうまくうやってきた。でも、今は(次期監督の)噂に関心はない。僕らはパレルモがカリアリに勝たないことを願うばかりさ。そうじゃないと、(チャンピオンズリーグ出場権獲得が)難しくなってしまう。僕らも最後までトライしていくけど、僕らだけで決められるわけじゃないんだ」

一方、ザッケローニ監督は試合について、次のようにコメントしている。

「ジエゴはとてもうまくやっていた。前半の彼は私がここへ来てからのベストだったし、キャプテン(アレッサンドロ・デル・ピエーロ)よりもバランスをもたらしていた。10人になったときに、アレ(デル・ピエーロ)を代えなければいけなかったのは残念だけどね。彼も良いプレーをしていたからだ」

「とにかく、ピッチ上で実際の勝ち点差ほどの違いは見られなかった。素晴らしいゴールだったけど、我々はマイコンに対するプレッシャーを間違えてしまったんだ。私が悔しいのは、またケガのことだよ。チームは全然練習ができなかったんだ。多くのケガ人がいて、試合がたくさんあることで、トレーニングができなかった。1週間、より良い練習ができれば違うということは、今日の試合で分かったはずだ」