男性の皆さま! ふと自分の胸を見て、何で俺に乳首があるんだろう?と不思議に思ったことありませんか。女性なら赤ちゃんが産まれた時に母乳を飲ませるために必要になりますが、男性の用途ってこれと言って思い当たりません。

 なきゃないでもいいけど、別にあったからって困るような存在でもないその乳首。乳児を一人残したまま妻を亡くしてしまった男性が、泣きやまない我が子の口を苦し紛れに自分の乳首に押し当てたところ、やがて、胸が膨らみ始め、乳まで出るようになったという逸話もあるようですが、普通はそんなこと起こりやしません。古来から多くの学者たちの頭を悩ませてきたこの「特に意味がない」男性の乳首はなんであるのでしょうか。

 「答えはじつは簡単で、男というのは"複製された女"だからである」とは、『おへそはなぜ一生消えないのか』の著者で生物学者の武村政春さん。「よく知られているように人の原型は『女』であり、男はその変形である。つまり男とは、女があたかも複製され、それをオリジナルとしていくつかの変化を加えて誕生したような存在なのである」と話しています。

 なんでも、人は本来女性になるべくして発生をはじめるのだそう。途中の分岐点において男性化遺伝子の作用を受け、脇道へそれてしまったのが男性。女性になるようにデザインされていたからこそ、男性にも乳首が残っているそうなのです。

 ほかにも、人体は謎に満ちています。例えば、生まれたあとは不要な「おへそ」はなぜ消えずにお腹の真ん中に残っているのか? へその中のゴマを取るとお腹がいたくなるのはなぜか?

 そんな体の秘密を知りたくなった方におすすめの一冊です。



『おへそはなぜ一生消えないか』
 著者:武村 政春
 出版社:新潮社
 価格:714円
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