リーグ戦終了まで5試合となり、首位ローマに4ポイント差、2位インテルと3ポイント差の3位ミラン。名門であり、伝統のあるミランにとって、諦めることは許されない。ローマは前を行っているが、直接対決の成績はミランが有利。インテルもまだ離れているが、彼らはコッパ・イタリアとチャンピオンズリーグの影響も受けている。

ホームでカターニアと引き分けた前節での落胆を消化し、次節で今季ホーム負けなしのサンプドリアとの一戦に臨むミラン。出場停止のアンドレア・ピルロに代わって出場が見込まれるキャプテンのMFマッシモ・アンブロジーニは、チームの現状について次のように語った。

「レオナルド監督? 彼の未来は彼自身の手にある。今の経験について、僕ら全員が彼に感謝しなければならない」

「スクデット? もはや勝負を決めるボールを持っているのはほかのチームだ。悔しいけど、過去を振り返るべきじゃない。もう過ぎてしまったことなんだ。できるだけ悔いの残らないように、今シーズンを終えよう」

一方で、アンブロジーニは昨季で引退したパオロ・マルディーニ氏のクラブ復帰についても言及し、「ミランが彼を幹部として考えるのは正しいことだ。選手としての復帰? 30年間のキャリアを経て決断を下したら、それを覆すのは難しいことだよ」と述べている。

また、同選手はチャンピオンズリーグで勝利を続けるインテルについて、「準決勝進出にふさわしかった。(ベスト4で対戦する)バルセロナを下したら、優勝にもふさわしいだろうね」と賛辞を送った。