鳩山首相の発言を「妄言」と伝える韓国メディア

写真拡大

竹島(韓国名:独島、ドクト)をめぐって韓国の世論が過熱している。
なぜ、また竹島問題が浮上しているかというと、日本の文部省が先月30日、竹島の領有権を明記した小学校の教科書5種をすべて検定合格にし、4月6日には、竹島は日本領土という内容を盛り込んだ「2010年版外交青書」を発表したからだ。韓国ではこれに対して猛烈な反発が起きている。

韓国の与党ハンナラ党は「日本の挑発的な態度を防ぐため」として、今も実効支配を続けている竹島をさらに強化すべきだと主張。これに李明博大統領も2日、「積極的に検討し協議する」との立場を明らかにし、今後韓国による竹島の実効支配は一段と強化されそうな雰囲気が出てきている。

だが、この案について、韓国の世論は「今も実効支配をしているのにさらに実効支配を強化して問題が片付くのか?」といった慎重派と、「実効支配の強化は当然の対応策」といった推進派で、賛否両論の反応を見せている。


<慎重派>
「実効支配を強化しても何の意味も無い」
「実効支配?それより国や政府が世界で堂々と我が国の領土だと発言できるようになるべき」
「実効支配より韓国の領土であることを明確に立証することが重要」

<推進派>
「独島の実効支配を強化するため軍事力を育成すべき」
「実効支配を強化すれば、韓国の領土であることを日本に知らしめることができる」
「賛成。実効支配をさらに確実にする必要がある。民間人の移住や役所の開設も検討してほしい」
「独島をどんどん開発して韓国の観光地として世界に知らせたら良い」


基本的に、日本の竹島領有権主張に反発するという姿勢は皆共通しているが、「実効支配の強化」に関しては慎重が3割、推進は7割といった感じで分かれている。また、全体的に自国の軍事力や外交力の強化を訴える意見は多いようだ。

中には「独島は当然韓国の領土。対馬だって昔は韓国領だったそうじゃないか」「教科書に対馬は韓国領だと記載しよう」と対馬の領有権を主張したり、「日本に対抗するため南北統一をする必要がある」と統一論を提案するなど過激な意見もちらほら確認できる。

先日、鳩山首相は、竹島は日本の領土だと認める発言を公の場で初めて行い、これを韓国のハンナラ党などが猛烈に批判している。鳩山首相は以前「過去を直視する」と発言し、韓国は鳩山政権に大きな期待を持っていた。それだけに、失意は大きいようだ。

参照:鳩山「独島は日本領」妄言 - YTN
参照:[社説]容認してはならない日本文部省の独島妄言 - 世界日報


(文:林由美)

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。
韓国中心の出来事をいち早くお届けできるように頑張っていきます。