あなたは本当に知っている?『不思議の国のアリス』

写真拡大

 4月17日にいよいよ公開される映画「アリス・イン・ワンダーランド」。ティム・バートン監督にジョニー・デップという黄金コンビが不朽の名作『不思議の国のアリス』の世界をどう描くか、注目が集まっています。

 ところであなたは『不思議の国のアリス』についてどれだけ知っているでしょうか。
 実際に聞いてみると「子どもの頃、読んでハマり込んだ」という人もいれば、「英語の教科書で原文を読んだ」とか「ハンプティ・ダンプティが出てくるやつでしょ」とか、様々な反応が返ってきます。ちなみにハンプティ・ダンプティが登場するのは『不思議の国のアリス』の続編となる『鏡の国のアリス』であり、ちょっと惜しい。

 そこで今回は、まだ『不思議の国のアリス』を読んだことがない人のために、冒頭のあらすじを紹介するとともに、その魅力について説明していきます。

◇   ◇   ◇

 姉とピクニックにきた少女・アリスでしたが、退屈しっぱなし。姉は本を読んでいますが、挿絵もなくアリスにとってはつまりません。
 そんなアリスの横を、チョッキを着た白ウサギが一匹通り過ぎていきます。「たいへんだ!遅刻しそうだ!」とつぶやき、時計を見る白ウサギ。アリスは物珍しさにウサギを追いかけていきます。そして、ウサギがぴょんと飛び込んだ大きな巣穴にアリスも飛び込みます。その穴はあまりにも深く、ぐんぐん落ちていくアリス。その先にあったのは不思議な大広間。さあ、アリスの冒険がはじまります。

◇   ◇   ◇

 その後、身長が大きくなったり小さくなったり、動物たちの長い話し合いに参加したり、イモムシに入れ知恵されたり、パイを盗んだ容疑でつかまったトランプカードのハートのジャックの裁判に参加したりと、様々なトラブルに巻き込まれます。

 今回の記事は新潮社の文庫版(矢川澄子/翻訳、金子国義/イラスト)を参考にしていますが、まるで子どもに語りかけるような独特な文体が特徴的。また、詩やパロディ、風刺など、様々な要素が盛り込まれています。
 この『不思議の国のアリス』は、アリス・プレザンス・リデルという実在の少女を楽しませるために作られた物語。だから、読み進めていくと、童話の中に入り込んで、自ら主人公になり不思議の国を冒険するように錯覚します。
 不朽の名作、映画を観に行く前に一度読んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)


【関連記事】
もうすぐ映画公開! 太宰治の『人間失格』をおさらいしよう
さっくりと分かる『ライ麦畑でつかまえて』のストーリー
箱根駅伝小説の決定版が映画化、10月31日全国ロードショー―【書評】『風が強く吹いている』

【新刊JP注目コンテンツ】
時空を超える冒険が、今、始まる―新刊JP FEATURING『時の書』
2012年を、生き残れるか!!「ザ・デイ・アフター・トゥモロー」の著者が贈る、SF・サスペンス巨篇―新刊JP featuring「2012:The War for Souls」