韓国のネット上には、韓国艦沈没で犠牲となった兵士に祈りをささげる書き込みが多く見られる

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沈没した韓国艦「天安」に乗船し、今も行方不明になっている海軍兵士たちのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトに悪質な書き込みを行なったとして、韓国の警察が悪質な書き込みを行なったネットユーザーの捜査に乗り出したことが分かった。

東亜日報が9日報じた内容によると、多くのネットユーザーが行方不明者の無事を祈り、家族を励ます書き込みを寄せているが、一部のネットユーザーが悪質な書き込みを行うため、行方不明者の家族をさらに傷つけているという。

特に、「シム」という韓国ネットユーザーは、行方不明者たちのSNSやブログにアクセスし、「10日以上経ったから、恐らく海水で死体が膨れている」「海で溺れて、また被災者になるね」「海軍らしく溺れて死んだね。ククク」「希望は見えないようだ。前もって哀悼の意を表する」などといった書き込みを行ったという。

さらに、シムは自身のSNSサイトで「悪質コメント部隊会員」と名乗り、「より衝撃的なコメントを書き込むように最善を尽くす」と書き込んでいた。

もちろんこの書き込みに多くのネットユーザーは激怒。
「どうしてそんな言葉が言えるのか」
「行方不明者を汚すな」
「悪質コメントを書いた人間には、法で厳しい処罰を」
「コメントの実名制を導入すべき」
「他の悪質コメントは許せるが今回は許せん」

といった非難の書き込みが殺到し、シムのSNSサイトにも多くの非難のコメントが書き込まれた。だが、シムはこれに「悪質なコメントで私を批判したネットユーザーたちを名誉毀損で訴える。法的対応も覚悟しろ」と挑発。しかし、事態が予想以上に大きくなると、この3日後に「申し訳ない。心が苦しい」と行方不明者のSNSサイトに書き込み自身のSNSサイトも閉鎖した。

警察は死者に対する名誉毀損やサイバー冒涜罪にあたるとして、シムについて捜査中だという。


参照:「天安艦」行方不明者を嘲弄した悪質な書き込みが波紋 - 東亜日報
参照:沈没事故に悪質な書き込み…行方不明者家族にまた別の傷 - 聯合ニュース

(文:林由美)

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