世の中にはあんな本やこんな本、いろんな本がある。そのテーマも十人十色。「感動したい本が読みたい!」「思いっきり怖い本を味わいたい」と思っても、 どんな本を選べばいいのか分からない! とお悩みの方も多いはずでは?
 そんなときにあなたの味方になるのが書店員さんたちだ。本のソムリエ、コンシェルジュとしてあなたを本の世界に誘ってくれる書店員さんたち。
 そんな彼らに、テーマごとにお勧めしたい本を3冊答えてもらうのがこの連載だ。

 4月のテーマは『新生活を楽しむための3冊』
 入学や入社などをはじめとして環境の変化が多いとされる4月。新しい生活を踏み出すときに心の支えとなったり、ワクワクさせてくれるような本が実はたくさんあるのです。
 第1週となる今週は吉祥寺にあるブックス・ルーエの花本武さんに、そんな新生活を楽しむための3冊をご紹介して頂きました。


◆『TOKYO STYLE』

著者:都築響一
出版社:筑摩書房
定価(税込み):1260円

 生活の要になるのは自分の部屋。そこには各々の考え方や思想が浮かび上がります。部屋への興味は人への興味に他なりません。新しい生活への第一歩は自分らしい部屋づくりから。そのための参考書として読んで欲しいです。「こんな部屋住みたくないな」とか「あ、この部屋いいかも」というように参考になったりならなかったりしますから。


◆『青い野を歩く』

著者:クレア・キーガン/翻訳:岩本正恵
出版社:白水社
定価(税込み):2310円

 アイルランドの女流作家の短篇集。表題作では、かつて愛した女性の結婚を祝福しなければならない立場である牧師の姿が描かれます。美しい風景をバックに、苦悩の果ての新しい一歩が刻まれるこの作品は、理由(わけ)アリで新生活を送る人にとっては共感できると思います。


◆『岩波国語辞典』

著者:西尾実(著、編集)、岩淵悦太郎(編集)、水谷静夫(編集)
出版社:岩波書店
定価(税込み):2940円

 新しい生活で心機一転、何気なく使っている日本語を再確認するのも悪くありません。このサイズの辞典では最大の文字の大きさで、実に読みやすく引きやすい。目に付いた項目をかたっぱしから読んでも楽しい。
 さらに素晴らしいのが装丁です。手に取った感じが実にしっくりくる見事な装丁は名久井直子さんによるもの。まさにパーフェクトです。
 友人や家族の中に新生活を始める人がいたらプレゼントとしても贈るのも良いですね。


◇   ◇   ◇

【今回の書店】
ブックス ルーエ



住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
TEL:0422-22-5677

■アクセス
吉祥寺駅中央口から徒歩2分
(中央口正面のサンロード商店街を直進、進行方向右手)

■営業時間
AM9:00〜PM10:30

ウェブサイト

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