CSKAモスクワは6日のチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグで、インテルをホームに迎える。CSKAのレオニド・スルツキ監督は、人工芝のピッチがインテルの不利になるとの見方が騒がれているのを快く思っていないようだ。5日の記者会見で、スルツキ監督は次のように語った。

「人工芝のピッチで我々が有利になることはないと思う。このピッチで行われたロシア代表の試合や、ヨーロッパの舞台におけるロシアのチームの戦い方を見れば分かるだろう。大きな違いがあるとは思えない」

とはいえ、インテルがほとんど人工芝のピッチに慣れていないのも事実だ。そして、インテルがそのピッチを試せるのは、5日の練習だけだったのである。

いずれにしても、CSKAは0−1というファーストレグの結果をひっくり返さなければならない。スルツキ監督は次のように意気込みを示している。

「スペクタクルかどうかは捨てて、結果を残すことだけを考えた方が良いだろう。美しいサッカーをせずにラウンドを突破することになっても、結局は誰もが満足するはずだと確信している。もちろん、我々はゴールを奪わなければいけないし、そのためにはより前線で積極的にならなければならない。だが、ディフェンスのことも忘れずにね。失点をしては、実質的に挽回は不可能になる」

だが、CSKAは何人かのキープレーヤーを欠いている。

「スタメンが2人いなければ(アルドニンとクラシッチが出場停止)、大変なのは当然だ。だが、我々のチームには11人以上の選手がいる。スタメンは変えなければいけないが、プレーのクオリティーに影響がないことを願っているよ。ただ、誰が代わりに出場するかは言わないけどね…」