6日のチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグで、CSKAモスクワと対戦するインテル。ジョゼ・モウリーニョ監督はファーストレグの前日、グループリーグでCSKAの2選手にドーピングの陽性反応が見つかったことが「グレーだ」と話したが、今度は日程変更や人工芝のピッチについて噛みついた。

ロシアの記者が勝つために何がCSKAに必要かと尋ねると、モウリーニョ監督は「もう最初にやるべきことはやったじゃないか。土曜のリーグ戦でゼニト(・サンクトペテルブルク)と戦わなかったことだよ。彼らはちょっと悲しい言い訳(※モスクワで発生したテロ事件を受け、安全面を考慮しての日程変更)を使ったが、とにかくうまくやったね。真実を言うことができたのは間違いないが」と語った。

さらに、同監督は「しばらく前に、私はガッリアーニに賛辞を送った。彼が、“インテリジェントなプレー”と呼ばれることをしたからだ。CSKAも同じことをやったね」とコメント。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役の名前を出して皮肉っている。

一方、人工芝のピッチについては、「我々には不利でしかないと思う。CLに出場しているなかで、31チームが普通のピッチで大会をスタートし、1チームが人工芝のピッチを使っているのなら、間違っているのは31チームの方ではないと思う。ただ、私が何を考えているかは重要じゃない。いずれにしても、明日の試合はここで行われるんだからね」と続けている。