エンゼルスが行った戦力補強は、主力選手3人が抜けた穴を埋めることができるだろうか? なかでもヤンキースから移籍した松井秀喜への期待度は高い(4月4日付ロサンゼルス・デイリーニュース)。

 月曜日(現地時間)にシーズンの開幕戦を迎えるエンゼルスだが、チームは今年、4年連続の地区優勝を果たすことができるだろうか?

 長いあいだエンゼルスの4番に座っていたヴラディミール・ゲレーロはレンジャーズに行き、エースのジョン・ラッキーはレッドソックスに移った。そして、俊足のショーン・フィギンズは同地区のマリナーズへ行った。

 元MVP、球界最高の投手のひとり、オールスターの1番打者と、いずれもエンゼルスの顔だ。しかし、トリィ・ハンター外野手は楽観的だ。若手選手が育ってきているし、松井秀喜とボビー・アブレイユのベテランには主力選手が抜けた穴を埋める力があるからだという。

「このラインアップは期待できる。四球を選べる選手もいれば、足で相手の守備をかく乱できる選手もいる。どんな方向にも打てる強打者がいる。なんでもできるチームだ」とハンターはいう。

 フィギンズの後継者候補は26歳のブランドン・ウッドだろう。マイナーでは7シーズンで打率.286、160本塁打、540打点を挙げているが、メジャーではまだその能力を発揮できずにいる。
 
 春季キャンプ中、マイク・ソーシア監督は、メジャーに対応できていない点を考慮して、ウッドの先発起用を確約してこなかったが、開幕戦では9番サードでの出場になる見込みだ。

 エースは失ったが、ベテランでシンカーが持ち球のジョエル・ピネイロが加わり、ジェレッド・ウィーバー、アーヴィン・サンタナ、ジョー・ソーンダース、スコット・カズミアーとローテーションを組む。

 松井は大舞台に強く、昨年のワールドシリーズでの活躍は記憶に新しい。ワールドシリーズで打率5割以上に加えて3本塁打を記録した史上3人目(あとのふたりはベーブ・ルースとルウ・ゲーリック)となり、DHとしては初のMVPを受賞した。

「マツイは勝負強い。ここで1点が欲しいというときに、打席にいてほしいのがマツイだ。ぼくはこれまで何度も彼に痛いめにあってきたから、よく知っている」とハンターは松井のバットを高く評価している。