日本発のギャグが世界をつなぐ?

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 「シェー」といえばいわずと知れた、『おそ松くん』(赤塚不二夫/作)の登場人物・イヤミのギャグだ。特にアニメが好きではない人も、必ず一度はそのポーズを見たことはあるだろう。

 マンガ内のキャラだけではなく、ゴジラや俳優の田中邦衛さん、そしてあのビートルズまでもがポーズを取ったという逸話が残るなど、1960年代の日本を席巻したギャグ「シェー」が、なんと21世紀に世界に伝播しつつあるというのだ。

 理論社から出版されている『世界のシェー』は日本や欧米各国から世界各地の少数民族まで様々な人々の「シェー」を集めた、「シェー」の写真集だ。写真家の平沼正弘氏が17年に渡り撮影し続け、その中から選りすぐりのものを掲載しているという。

 民族や文化、国境を超えて、人々が「シェー」というギャグでつながる。その設定になんともいえない“アホらしさ”を感じつつ、そんな風にして人々がつながる世界を作り上げていくことも充分可能なのではないかと思わせる、ギャグの“秘めたる可能性”を感じられる。
 ちなみに、世界共通の挨拶が「シェー」になる日が来たら…と想像してみたが、やっぱりそれはちょっと不気味だな。
(新刊JP編集部/金井元貴)

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