“フェノーメノ(怪物)”ことFWロナウドとコリンチャンスのサポーターの蜜月関係は、もはや終わりに近づいているようだ。24日の試合で再び落胆させるパフォーマンスに終わり、何度もゴールチャンスを外した同選手に対し、スタジアムの駐車場でサポーターは激しく抗議した。ロナウドは怒るサポーターから繰り返し侮辱されたことに対し、中指を立てて反撃。これを受け、サポーターはさらに怒りを爆発させ、チームバスがスタジアムを出る際に、警察が介入しなければならないほどだった。

ロナウドは怒るサポーターから繰り返し侮辱されたことに対し、中指を立てて反撃。これを受け、サポーターはさらに怒りを爆発させ、チームバスがスタジアムを出る際に、警察が介入しなければならないほどだった。

つい先日まで、無条件の愛を注ぐ関係だったかに思われた両者にとって、これまでになかった光景だ。結局、さらなる混乱を避けるために、ロナウドは車に乗って一人でスタジアムを後にし、残りのチームのメンバーはバスでサンパウロへ帰ることとなった。

実際には、数週間前からロナウドに対する抗議ムードは漂っていた。ロナウドをベンチに置くべきかという『ランス』紙のアンケートでは、3万人のファンのうち50%強のサポーターが、ロナウドを一時的にスタメンから外すべきだと答えている。

コリンチャンスはすでにタイトル争いから脱落しており、サポーターはリーグ最低の一つに終わっている攻撃陣の責任が、まずロナウドにあると考えている。リベルタドーレス杯での決勝ゴールによって、両者の関係は再び落ち着きを取り戻すかに思われた。さらに、終盤戦に万全のコンディションで臨めるよう、続くリーグ戦ではロナウドに休養が与えられている。だが、マノ・メネセス監督の配慮もまったく役に立たなかったようだ。