「きちっとしたオナニーが日本を変える!」村西とおる62歳 帝王の咆哮

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 3月25日、日本中のマスコミや芸能界を震撼させる衝撃の一冊が発売された。その名も、『村西とおるの閻魔帳 ―「人生は喜ばせごっこ」でございます。』(コスモの本)。AV監督として一時代を築いた村西とおるの人気ブログをまとめた書籍である。

 ただ、その中身は、よくある有名人のお気楽なブログ本とは一線を画している。北野誠追放劇の真相から、酒井法子事件、ジャニーズやバーニングの知られざる裏話まで、タブーに猛然と斬り込み、独自の文体で自由奔放に書き散らしているのだ。村西監督がこの本に込めたメッセージとはいったい何だったのだろうか?

――まず、本を出版することになった経緯を教えてください。

村西とおる氏(以下、村西) 自分のサイトを昨年の2月に始めて、そこにブログを書くようになったんです。最初は1日100件くらいのアクセスしかなかったのがどんどん増えていって、あっという間に1万、2万になり、最盛期には12〜13万ぐらいまで行ったのかな。

 そこで、ある出版社から、ブログを本にしませんか、というお話を頂いたわけです。私としては、そんなこと思ってもいなかったのに、話を聞いたら欲ボケしたんです。でも、ブログの内容を見た途端に、腰が引けちゃって。2、3社からお話が来ていたのに、みんな音沙汰なしになるんです。

 バーニングはB、ジャニーズはJとか、伏せ字にしてほしいと言ってくるわけですよ。なんと意気地無しだな、と。こちら、ヘルペスでもクラミジアでもないのに、「どうぞ入れてください」って言った瞬間に、腰が引けちゃってるわけです。こっちはもう、クリトリスがカシューナッツ大に肥大しちゃって、どうしても入れてもらわないとたまんない状態なんですよ(笑)。それで、昔から付き合いのあるライターに相談したところ、気骨のある出版人として石田進哉社長(株式会社コスモの本社長)を紹介してもらって、ようやく話がまとまった次第です。

――この本には、過激な内容が多いようにも見えますが、監督としては、暴露話をするつもりでこういうものを書いたわけではないんですよね。

村西 そう、これは暴露本じゃないんです。全部事実に基づいて書いてますからね。別に誰かを非難をしたり、貶めたりしてるわけじゃないから。事実に基づかないものとか、誰かを傷つけかねないものについては配慮してますから。当事者の方にはよくご理解いただいていると思います。

――芸能界の話題だけでなく、監督自身の生い立ちから、逆境だらけの波瀾万丈の人生についても書かれていますね。

村西 そうなんです。大変恐縮ではございますが、私としては、この不安定な時代に、こういう男がいるんだから、まだまだあんたは大丈夫だよとエールを送りたいわけです。借金生活とか、女房とのことも全部書いてるからね。私と女房の無修正セックス映像が闇金に流れて、そういうものを何百万人という人にお見せしているわけです。しかも、前科7犯で、借金50億で、っていう状態から、何とか今日まで生きながらえている。そうすると、他の人たちがいくら倒産しました、リストラされました、なんて言っててもね、大したことはないんだよ。

――監督がそこまでの困難からはい上がってきた原動力は、何だったんでしょうか?

村西 ひとつはやっぱり、自分に対する多少の自信がありますよね。なまじ成功体験があるから、やれるという自信があった。今までの実績があると、無駄なことをどんどんやらなくなって、可能性が近づいていく気がするの。そうすると、ここでやめちゃもったいないな、ゴールは近いぞ、と思うわけ。そういうところはありますね。

――現在でも、中国市場に目を向けたり、時代の動向を常にうかがっていらっしゃいますね。

村西 昔、私どもの時代は、動画もビデオテープしかなかったんです。今はインターネットがあり、携帯電話があり、DVDやブルーレイがあるでしょう。だから、うまくいけば、過去に我々が持っていた収益の何倍もの収益を得られるチャンスがあるんですよね。

 そこで大事なのは、コンテンツがたぐいまれなものであるかどうかですよ。一般大衆は、選別する厳しい目を持ちつつあるからね。こういう時代だと、生半可なものでは、「フリービジネス」って言われるような、「タダで提供して別のもので儲けよう」っていう流れの中に埋没してしまいますから。やっぱり、金を出して見るに値するものさえ提供できれば、ビジネスチャンスはどんどん広がっていきますよ。

――最後に、「日刊サイゾー」の読者にメッセージをお願いします。

村西 ともかく男はセンズリをしないとダメですよ。私なんか今でも、浅田真央ちゃんをテレビで見たら、どうやって私のような男が、同意のもとに真央ちゃんとセックスできるのか、ストーリーを必死で考えますからね。どうしたら真央ちゃんが「村西のおじさま......、入れて......」って自分から言ってくれるんだろう、と(笑)。10分も20分も使って考えるわけです。そういう風にきちっとした形でオナニーすれば、想像力が鍛えられる。

 オナニーこそが、日本の研究開発センターであり、知的研究所なんだよ。それぞれが持ってるものでしょう。そこから新しい商品開発、発明や発見につながらないわけがないじゃない。ねえ、あなたもそう思いませんか?
(取材・文=ラリー遠田)


むらにし・とおる
1948年、福島県生まれ。サラリーマン生活を経て裏本業界に進出、莫大な利益を得る。84年にクリスタル映像からAV監督デビュー。「ハメ撮り」「駅弁ファック」「顔面シャワー」「ホラ貝」など次々に先駆的な演出法を開発し、「ナイスですね〜」の決めセリフとともにアダルト業界の寵児となる。88年、ダイヤモンド映像設立。92年に50億円近くの負債を抱えて倒産するも、今なお業界内外に多くの信奉者をもつ「アダルトビデオの帝王」。



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