本当に『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』のか?著者の山本敏行さんにインタビュー(第2回)

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 今、最もホットなハード「iPhone」(アイフォーン)と、ソフト「ツイッター」。その2つを会社に導入したら…? 『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』はその2つの道具が会社にもたらす効果を、EC studio社長の山本敏行さん自らが明かした一冊です。
 インタビュー第2回となる今回は、実際に会社はどのように変わっていったのかについてお話を伺いました。

第1回「ツイッターは情報収集、コミュニケーションツールとして使う」へ

◇ ◇ ◇

■iPhoneを全社導入したら・・・?

―本書『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』はかなりの反響を呼んでいますが、その理由について、自己分析はされていますか?

山本「『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』というタイトルが良かったのかもしれませんね。ツイッターを題材にしたTVドラマが始まるという話題があったりと、ちょうどタイムリーなテーマだったということもあると思います。
最初、ツイッターだけに関する本だったらあまり書きたくないなと思っていたのですが、iPhoneとツイッターということだったので、それならクラウドコンピューティングのことにも触れられると思って引きうけることにしました」

―山本さんに執筆の依頼が来るまでの一部始終を山本さんご自身がツイッター上で見ていた、というお話も何かツイッターというツールを象徴しているように思えますね。

山本「そうですね。執筆している時期も明け方まで書いて、一息入れる時につぶやいたりすると、その時間に起きている人から励まされるというようなこともありましたね。みなさんに後押しされて書きあげられたと思います」

―山本さんが興した会社EC studioではツイッターとiPhoneを全社導入したとのことですが、導入前と導入後でどのような変化が見られましたか?

山本「間違いなく社内が活性化しましたね。iPhoneを支給した時に“どう使うか”“どんなアプリがいいか”という話題が生まれましたし、ツイッターではみんながプライベートのことや仕事のことを休日もつぶやいたりするので、社内コミュニケーションの活性化にはつながったと思います。それに、とりあえず面白いと思った情報をつぶやくことで、仕事に生きるアイデアに繋がったりということもあります」

―iPhoneを支給した時のみなさんの反応はいかがでしたか?

山本「それまでも2007年からiPodを支給していたんですよ。ただその時は持ち歩かない人がいたりしたので、電話だったらみんな持つんじゃないか、ということでiPhoneを導入しました。最初はみんな戸惑っていたみたいですけど、今は浸透していますね」

―山本さんはなぜ『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』とお考えなのでしょうか?

山本「社内コミュニケーションが活性化することと、外部の情報収集に役立つことがまず挙げられます。また社員に外からの光が当たることとなり、それは会社のブランディングとも繋がります。ツイッターはPRツールではありませんし、基本はコミュニケーションツールなのですが、結果として会社の製品に注目が集まるということにもなります。導入することで売り上げがすぐに上がるというわけではないので、この本のタイトルと整合性がないのではないかと思われるかもしれませんが、じっくりと読んでいただければ納得していただけると思っています」

―本書の中で『クラウド化』『クラウド・コンピューティング』という言葉が何度か使われていましたが、山本さんは『クラウド・コンピューティング』をどんなものだとお考えですか?

山本「僕はみなさんにクラウド=インターネットと捉えてもらっていいと思っています。“クラウド上”といったらそれはインターネット上のことを指しますし、メールひとつにしても例えばGmailはローカルでなくインターネット上のサービスを使っているわけですからクラウドコンピューティングと言えるわけです。また、ツイッターもクラウド上のコミュニケーションですね」

第3回「17歳からビジネスをやっていた」へ


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