リクルートが四半期ごとに実施している「転職者の動向・意識調査」で、2009年10月〜12月期における転職者の退職理由に、「倒産、人員整理・解雇」が2位に急上昇していることが分かった。



 調査によると、転職者の退職理由は、2009年の全期間をとおして「会社の将来性や方向性への不安」が最多であったが、第3四半期までは2位だった「仕事を通じて成長感を実感できなかったから」が3位となり、代わりに第1四半期には9位だった「会社倒産、人員整理・解雇」が2位に急浮上。深刻な雇用情勢を裏づける結果となっている。

 転職者の意識で「景気悪化の影響があった」と回答した人は全体の約7割(68.8%)に達し、2009年1月〜3月期に比べ、16.6ポイント増加している。

 こうした状況の中で、転職が決まった今の気持ちをたずねたところ、「まずは、仕事が決まったことでホッとした気持ち」「転職が決まったということの安ど感と、新しい仕事への不安感と期待感が入り交じっています」「無職期間が終わり、社会に復帰して安心した。職がなく収入が途絶することがどれだけ不安なことか身をもって感じた」など、就職難のこの時期に仕事が決まったことに、胸をなでおろす様子がうかがえた。

 調査は、同社が運営する転職サイト「リクナビNEXT」退会者2万5670人に、2009年10月1日〜12月31日の期間、アンケートを実施し、回答を得た1万5945人のうち転職が決まった2826人の情報を抽出し集計し、取りまとめたもの。


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