ネットで流行中の「中二病」診断テスト

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最近、韓国ネットユーザーたちの間では、「中二病」という言葉が流行っている。「中二病診断テスト」というのも大人気で、ネットの掲示板には「中二病をテストをする方法を教えて!」「中二病のテストをすると衝撃をうける」といった書き込みや、診断テストを掲載しているブログには数百というコメントが書き込まれるなど反響は大きい。

そもそも「中二病」とは、ラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、パーソナリティの伊集院光が使いはじめたのがはじまり。その後、思春期にありがちな自意識過剰やコンプレックスを表した言葉として定着し、ネットなどを中心に広く使われるようになった。

それがここ最近、なぜか韓国のネット上で突然広まり、若者を中心に関心を集めているようなのだ。まだ、知らない人も多いせいか、「中二病」の意味をたずねる書き込みもあちこちでみられる。

では、韓国で流行っている韓国版「中二病診断テスト」を紹介しよう。

・アニメ『ブリーチ』が好き
・アニメ『フェイト/ステイナイト』が好き。またはその関連ゲームが好き
・因数分解が人生で何の役に立つのか分からない
・本当の友達が欲しい
・自分は不幸だと感じる
・歴史についてある程度知ると「米国は悪い」と言いはじめる
・サラリーマンは私とは合わない職業だと思う
・自殺を考えた事がある
・意味も無くカッコいいと思える台詞を言うのが楽しい
・その台詞が英語あるいは日本語だったり、台詞の一部に混ざっている
・ネット上で外国語を混ぜて使う。特に英語、日本語、たまにドイツ語
・意味も分からないのにロックや日本の音楽を聞いて、大衆歌謡を聞く人たちをバカにする
・自分の趣味だけが最高で、ほかの趣味は受け入れたくない
・その受け入れたくない趣味はオタク文化やアニメ文化だ
・だが、自分が好きな趣味もオタク文化のひとつのジャンルだ
・だが、自分がオタクではないと思うので、オタクは受け入れたくない

以上、当てはまるものはあっただろうか?
テストの中には「意味も分からないのにロックや日本の音楽を聞く」なんていう質問もあったりして、“韓国ネットユーザーらしさ”がよく表れた質問内容となっている。ヤケになってサイバーテロを仕掛けてしまう韓国ネットユーザーだが、根は日本文化が大好きだ。


(文:林由美)

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