岩隈、田中、永井の3本柱で開幕3連敗を喫した、ブラウン監督率いる楽天。スッタモンダの末にようやく開幕前に名誉監督に正式就任した野村克也氏の大罪は許されない。

 「楽天は5位」とした野村氏の予想順位にブラウン監督がぶち切れ、開幕前日に楽天は異常事態に陥っていたのだ。「万が一、5位でシーズンが終わるようなことがあったら、オレはみんなの前で土下座する」。怒り爆発のブラウン監督がナインを前にして、こう宣言しているのだから、前代未聞の出来事だろう。
 広島監督時代に審判の判定に激怒、ベースを投げたり、退場の常習犯。瞬間湯沸かし器だけに、野村氏の挑発にまんまと乗って、最悪の3連敗といえる。墓穴を掘ったブラウン監督もだらしないが、確信犯の野村名誉監督はひどすぎる。
 いくら言論の自由とはいえ、1年1億円の年俸で3年契約した名誉監督が、自チームを「5位」と予想すること自体、裏切り行為だろう。終身名誉監督の長嶋茂雄氏が、巨人を批判するようなことをするか。するわけがない。暖かく見守り、チーム状況が悪くなれば、熱く激励している。それが、世の中の常識だろう。
 野村氏がチームのために毒舌を吐くという大義名分を口にするのならば相手が違う。世間に向けてではなく、球団フロントに対して腹蔵のないアドバイスという形でやる必要がある。が、馬の耳に念仏だろう。続投したかったのに、強制的に勇退させられた恨みを今でも抱いているからだ。
 「本当は最下位の予想をするつもりだったが、名誉監督になったから5位にしたんや」と本音を漏らしたとか。何をか言わんやだろう。これからも、事あるごとにブラウン采配を批判するのは目に見ている。「楽天はやっぱり野村監督ではないとダメだ」と、世論を盛り上げ、カムバックしたいというのが、野村氏の野望なのだろうから。

 そうなると、球団フロント首脳の責任問題が浮上する。昨シーズンの最終試合の後に、名誉監督を要請されながら平気で予定通りに楽天批判本を出しているのだから、野村氏の口封じなどしょせん無理なのだ。「くれるのならば、お金はもらうけど、口にチャックもしない」というのが野村流なのだろう。スッタモンダしているときに、名誉監督案を自然消滅させてしまえばよかったのにと言っても後の祭りだ。目に余る毒ガス口撃が続けば、楽天球団首脳は、野村名誉監督を解任する勇気が求められる。

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