ニュージーランド航空
会社や企業にはそれぞれ社風や規則がありますが、接客業ともなると特に身だしなみなどは厳しく指導されたりするものです。

飛行機の客室乗務員と言うと、各航空会社とも健康美や知性などを求めますが、ニュージーランド航空が新しく打ちだした規則が非常に厳しいとして、ニュースになっていました。

ニュージーランド航空では、今月から乗務員のためマニュアルが新しくリニューアルされました。

その内容が細かすぎやしないかと話題になっているのですが、一部を以下に列挙します。

  • 背中を丸くしていはいけない。
  • 眉毛の手入れをしておくこと。(真ん中が繋がっているのはNG)
  • 青やピンクのアイシャドウを使ってはいけない。
  • パンのことを「バン」と発音してはいけない。
  • マウスウォッシュを使うこと。
  • 笑顔を見せること。
  • ワインを赤・白と呼ばないこと。

……などなど、やけに細かいことまで具体的に指示されています。女性の場合は化粧をしないのも濃すぎるのもダメなようで、他にも不自然な日焼け、口臭、ザラザラに荒れた手までダメとしています。

髪型も眉毛が隠れる前髪はダメで、つけ毛や染めすぎまで禁じているようです。

もちろん女性に限らず男性の乗務員に対しても同じように厳しい身だしなみを要求しており、パイロットもあごヒゲはダメなことになっています。

もっとも日本の場合は厳しい接客マニュアルも珍しく無いので、これに驚いてニュースにするという時点で、欧米との違いを感じる人もいるかもしれません。

むしろ様々な国の乗客に対応するための、各国の文化やクレーム処理に対するアドバイスの方が、なかなかに興味深い内容となっていました。

  • 日本人: 読み物と食事のときには水が必要。女性にした質問を連れの男性が答えても驚いてはいけない。
  • 韓国人: マナーと忍耐をもって対応することを期待する。
  • 中国人: 大陸の人はそれほどうるさくはないが、香港の人は非常に要求が多い。
  • トンガ人: 穏やかなので静かに語りかけるだけでよい。ただしアルコールは飲みすぎに注意。
  • サモア人: トロピカルな気候からやってきたため、毛布をありがたがる。

他所の国は置いておくとして、なるほど日本では男性が代わりに返事してあげるというのは良く見る光景ですが、欧米人の感覚からすると非常にびっくりすることの一つのようです。

New Air NZ manual rules the air - travel | Stuff.co.nz

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