21日に今シーズン最終節を終えたベルギーリーグ。今季からのルール変更にともない、あとは上位6チームで争われるプレーオフを残す。

 首位のアンデルレヒトはロケレンと対戦し、4―0で圧勝。今季デビューしたばかりのロメル・ルカクがこの試合でも得点して15ゴールに伸ばし、リーグ史上最年少(16歳10ヶ月)の得点王に輝いた。フランスのレキップ紙が報じている。

 ルカクはすでに欧州の舞台でも活躍。ヨーロッパリーグでアヤックス戦の2ゴールを皮切りに、アトレティコ・ビルバオ戦、ハンブルク戦でも1ゴールずつあげている。

 16歳にして190センチ、94キロと恵まれた体格。ジュニア時代には10年間の155試合で251ゴールをマークしたというからまさに怪物だ。コンゴ出身で、父親も元プロサッカー選手。ルックスやプレースタイルから、“次世代のドログバ”といわれる。

 アンデルレヒトとは2012年まで契約を残し、本人も少なくともあと1年はチームに残留する意向を表明しているが、バルセロナやレアル・マドリーをはじめとする欧州のビッグクラブから熱すぎる視線を浴びている。来夏にも激しい争奪戦が展開するのは間違いない。