パレルモは20日、セリエA第29節で首位インテルとの対戦を迎える。パレルモのデリオ・ロッシ監督は、対戦相手に賛辞を送りながらも、夢を築きつつある選手たちへの自信を示した。

「インテルはイタリア最強のチームだ。フィジカルとテクニックを兼ね備えているし、素晴らしい試合をした後でもリセットできるような、偉大な選手たちの集まりだよ。だが、我々がパレルモらしいプレーをすれば、希望を抱くことはできると思っている」

インテルに敬意を払い、恐れも感じているロッシ監督だが、あまり選手たちが気負わないようにと気をつけている。「彼らのクオリティーは分かっているけど、我々はあまり抑えたプレーに慣れていない。いつものようにオープンに戦うさ。この試合が何かの決め手になるわけじゃないんだ」と続けている。

また、ロッシ監督は「3つの条件がある。審判がしっかり審判としての仕事をすること。パレルモが150%の状態で、インテルが100%ではないことだ」と述べ、インテルを相手に金星を上げるための“レシピ”が3つあると話している。

現在4位でチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すロッシ監督は、「他チームの結果を気にしないことが、自分たちの現在の調子を示している。だが、ユヴェントスがヨーロッパリーグに勝ち残ることを願っていたのは認めなければいけない」とコメント。4位を争うユーヴェがリーグ戦に専念することへの懸念を示した上で、「我々は何か重要なもののために戦っていると自覚している」とつけ加えている。