車内で“昭和歌謡”歌いまくり!30分で完売した人気「はとバスツアー」に密着

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3月19日、昭和時代に活躍したバスガイドが歌う“昭和歌謡”を聴きながら、名所をめぐる「はとバス」のツアーが都内で行われた。1日限定のコースとして1月21日に発売するやいなや、約30分で定員440人分が完売した、大人気のツアーだ。 参加した乗客たちがバスで大合唱するほど盛り上がったツアーに、今回密着してみた。

【写真】現役&OGの美人バスガイドたち!

61年前の同日に開始した「定期遊覧バス運航」。その記念ツアーである「あの歌この歌東京ドライブコース」を企画した担当者は、「“昭和歌謡”が50・60歳代の人に人気だと聞き、また、アラフォーの間でもブームになっているというので、昭和の歌には力があるんじゃないかと思って企画しました」と話す。同ツアーは、昭和20〜30年代の歌謡曲を中心に歌う『Aコース・あの歌が聞きたい! なつかしの名曲で綴る東京ドライブ』と、昭和40〜50年代のフォークソングを中心に歌う『Bコース・よみがえる青春! フォークソング・ヒット歌謡で綴る東京ドライブ』の2コース。

青森や秋田といった遠方からも楽しみにやってくる人がいるほど話題のこのツアー。運行当日のバス停留所で、今か今かと出発を待つ乗客に参加の理由を聞くと、「今朝、秋田から来ました。東京に住んでいる姉妹2人と、こういうことでもないと集まらないので、3人で参加します。名曲の『神田川』や『いちご白書をもう一度』などはいつまでも頭に残る良い曲。今日聞けるのが楽しみです」(40代女性)。また、同僚と会社を休んで参加した女性2人組に話を聞くと、「本当はフォークソングのBコースに行きたかったけど、30分で売り切れちゃったからAコースに。『はとバス』には母と乗った思い出があるんです」(50代女性)。それぞれが良き思い出を胸に携え、出発を心待ちにしている様子だった。

さて、懐メロが流れるバスでいざ、東京の名所に出発! 両国や浅草、皇居や銀座などを半日遊覧する。添乗するバスガイドは、50・60代のOGが中心だが、最高齢で75歳のガイドも。この日のために丸1日の研修を5回受け、歌の練習や名所案内の猛特訓をしたOGバスガイドたちは、制服も当時のままで趣深さも満点。ツアーでは、名所案内と同時に昭和時代の風景がガイドの思い出話にちなんで紹介されたり、カラオケで美しい歌声が披露されたり。乗客たちは一斉に大合唱しながら、盛り上がっていた。

昭和52年に入社したOGバスガイドの佐藤さんに話を聞くと、「このイベントのため27年ぶりに復帰しました。緊張しましたが歌うのは楽しかったですね。同乗した現役ガイドさんは娘みたいな存在。お客さまには昔の若い頃を思い出していただきたいと思い乗務に当たりました」。

団塊の世代だけでなく孫を連れた客や二世代で楽しむ客もいた「あの歌この歌東京ドライブコース」。懐かしさに浸りながら東京を巡った乗客たちは、満足げに礼を言ってバスを後にした。「今後は、松田聖子さんやキャンディーズなど、アイドルのファン層だった30〜40代を狙い、シリーズ化していければ」とは同広報。次の企画にも大いに期待したい。【東京ウォーカー】

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