工事中の東京スカイツリーを観察!“東京未完成ツアー”が面白い

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高さ634mを目指し、目下、建設中の「東京スカイツリー」(東京都墨田区)。すでに高さ300mを超えるこのタワーと、東京湾で建設中の「東京港臨海大橋(仮称)」を巡るバスツアー「東京、ただ今工事中。」を、はとバスが3月6日から催行していると聞き、早速参加してきた。ツアーの最大のポイントは、話題のスポットの“工事中”の姿を“3つの高さ”から見学でき、いろいろな表情が見られるところだ。

【写真】ツアーの詳細を紹介!

記者が参加したツアーは3月13日の土曜日、乗客29人とほぼ満席。9:30、東京駅丸の内南口からおなじみの黄色いバスに乗り、浅草や蔵前など下町を通って約30分。東京スカイツリーに到着する。

【ビューポイント1】地上0mから見上げる

隅田川を渡ると、目の前にビールジョッキの形をした22階建てのアサヒビール本社社屋が見え、その横からぬぬっと東京スカイツリーが顔を出す。この日、すでに311mまで完成し、高さ333mの東京タワーにあと22mと肉薄。これで予定の約半分の高さだと言えば、その巨大さが分かるだろう。地上にしっかりと根を張る杉の木のように、ビルの谷間からでもまっすぐと天に向かってそびえる様がしっかりと見え、その存在感に圧倒される。タワーのふもとに到着すると、参加者は「大きいね〜」と感嘆の声をもらしたり、カメラを構えたり…。

【ビューポイント2】7階建てビルの屋上から見る

東京スカイツリーの向かいにある情報館「インフォプラザ」でタワーの説明を受けた後、エレベーターで7階に上がり、そこから階段で屋上へ。これはバスツアー参加者のみの特典“7階建てビルの屋上から見る東京スカイツリー”だ。道を1本はさんだだけの場所で、真正面に臨むタワーは地上から見るよりも間近に感じて迫力満点! 伝統的な日本建築の“そり”や“むくり”を応用した構造で、丸みを帯びて湾曲し、格子のように組まれた塔の枠組みはねじれるように天へと伸びている。この倍の高さになったら、てっぺんまで視界は届かないのではないかと思えてくる。

タワーのてっぺんには青いシートがかけられ、工事のクレーンも。ガイドさんによると「建設現場にはトイレなどがあり、働いている人は一度上がると、夕方終わるまで降りてこないんです」と。なんと、丸1日300mの高さにいるとは…「強風は大丈夫?」「空気は薄くないの?」など驚かされる。

【ビュースポイント3】高さ約100m、24階建てのレストランから眺める

インフォプラザで約30分の見学を終えた後、11:00前に「東武ホテル レバント東京」24階のレストランに到着。ここはなんと、レストランの大きな窓から東京スカイツリーが真正面に見え、タワーを眺めながらランチが楽しめるのだ。ホテルとタワーまでの距離は約1.5km、地上からの高さは約100m。「近くで見た時は立体的に見えたのに、ぜんぜん違うね」と、隣の席のご婦人。確かに、ここから見るとまるで平面のように見えるから不思議だ。バスから見たときはすぐ近くにあるように思えたアサヒビール本社も、実は約1kmほど離れていることが発覚。タワーのデカさを再認識した。

ランチ後は、船上から東京港臨海大橋を望む。葛西臨海公園を出発し、お台場へ向かう約45分間の船旅の途中、左手に建設中の橋が見えてくる。部分的に造られた橋が海の中にどっしりと構え、羽田空港に降り立つ飛行機も見え、絶好のシャッターポイントだ。

その後、東京駅に16:40ごろ到着し、解散。建造物の注目度もさることながら、そこで働く人々や完成形を想像することで、建築マニアではない記者でも楽しめたこのツアー。“工事中”というのは見るもののイマジネーションをかき立ててくれ、そこがこのツアーの醍醐味かもしれない。刻一刻と姿を変える建造物の、今しか見られない姿を見に出掛けてみては?【東京ウォーカー】

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